「食べるのが勿体ないほど美しい!」芸術品のように緻密で美味な逸品11選

8.フレンチと和食器の完璧なマリアージュに、既成概念が覆る
『élan』


フォアグラがのるのは、モダンな有田焼を手掛ける「カマチ陶舗」の皿。

『élan』の信太竜馬シェフが春を表すとき「冬の名残のある深い色か、温かな季節に向かう明るい色」に分かれることが多いが、この料理は前者だ。

中をコンフィのようにしっとりさせたフォアグラを囲むのは、シャンピニオンや鴨コンソメなど。

皿のグレーは食材の飴色を引き立て、トップは芽吹きを感じるルッコラの花。和食器だからこその趣である。コース(17,600円)より。

名店を渡り歩いたシェフが、商業ビルの“隠れ家”で躍動!


錚々たるフレンチで腕を磨いた信太シェフが、表参道「GYRE」で2020年に『élan』を開業。

法則にとらわれず、その日の瞬間ごとの感情や温度感を大切にコースを組み立てる。

古代遺跡を想起させる“土のインテリア”や、植物、2面の大きな窓から見える夜景も必見!

#コチラも映える


「サヨリ レ・カイエ 媛小春 空豆」。

サヨリに羊乳のチーズを合わせてコクを足し、空豆の青い香りで春らしさを演出。


「ホワイトアスパラガス 蛍烏賊 からすみ サバイヨン」。

アスパラとホタルイカの苦みを組み合わせ。サバイヨンには発酵りんごの風味も。

#食のアーティストはこの人


辻調グループフランス校を首席で卒業後、ロアンヌの『トロワグロ』、銀座『ロオジエ』『エスキス』などを経験。

独立後は『élan』の他、同フロアのビストロとカフェの運営も行う。

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