「食べるのが勿体ないほど美しい!」芸術品のように緻密で美味な逸品11選

2.食感と後味を突き詰めてたどり着いた、究極の“機能美”
『茶禅華』


まるで大皿に咲く大輪の花のような美しさ、そして思わず息を呑む迫力。

皿の上に置かれているのは、豚バラ肉と茄子のみと潔いが、各々が交互に整然と並ぶその様は、まさに“機能美”と呼ぶにふさわしい。

『茶禅華』の川田智也シェフ曰く「口にした時の食感を考えて厚さは1mm。茄子の飾り切りも硬い皮を食べやすくするため」だそうで、調理過程すべてに味わいを鑑みての理由があり、そこから生まれる必然的な美しさなのだ。

コース(33,000円)より。

「和魂漢才」の精神で進化を続ける、比類なき中国料理店


『茶禅華』は、有栖川宮記念公園にほど近い、閑静な住宅街に店はある。

食べ手に常に寄り添う川田シェフから生まれる料理の数々は、四川料理の伝統をベースに、和の技法と感性を生かした唯一無二の美味。

中国料理として初めて三ツ星に輝いた、まさに“中華のグランメゾン”だ。

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福建発祥の高級スープ「仏跳牆(ぶっちょうしょう)」。

まずスープに入る22種の山海の珍味がプレゼンテーションされ、次に壺で4時間半蒸し上げたスープが登場する。


料理に合わせて中国茶や日本茶を、冷温織り交ぜて提供するティーペアリングもこの店ならでは。

#食のアーティストはこの人


高校を卒業して『麻布長江』に入り、10年間修業。その後、日本料理の『龍吟』に入社。

台湾店の立ち上げにも参加した後、2017年の『茶禅華』開業時よりシェフを務める。今年からは同店のオーナーシェフに。

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