中目黒グルメ決定版。 Vol.2

ナカメで大人デートが叶う新店5選!ほっとできる商店街エリアは美食の宝庫!

4.目黒銀座の真裏でプライベート感も叶えるお洒落和食
『庵樹 ANJU』


近年、カジュアルな和食というと、アラカルトの店ばかりとなったが中目黒は例外。

コース6,600円という良心価格にして、味わいは本物という稀有な店が『庵樹 ANJU』だ。

1階は割烹然としたカウンター席


破格の6,600円コースでキャリア28年の職人仕事を満喫


夜のコース6,600円の和食店と聞くと、正直、空間にも料理にも期待しない人が多いはず。

しかし、そんな先入観は『庵樹 ANJU』にて覆される。舞台は元々民家だった3階建て一軒家。

中に入ると蔵のような独特の空気感があり、グレーの壁や左官仕上げのモルタルカウンターがセンスを醸す。

カウンターでは、料理長の堀内さんの丁寧な包丁捌きを日本酒片手に堪能したい。

実は建築事業をメインとする会社が作った店だそうで、デザインはお手のもの。

しっぽりなら3階の個室へ!


ゆったりと過ごすなら、3階の個室(個室料1人1,000円)がオススメ。これからの季節は窓から入る風も気持ちいい。



料理長は日本料理歴28年、「パーク ハイアット 東京」の『梢』『暗闇坂 宮下』で腕をふるっていた堀内紀之さん。

高級食材は使わないが、季節の魚と野菜を、手間暇をかけて真っ当な和食に仕上げていく。安定した実力は、口取肴から表れている。

ふぐ皮の煮こごりも菜の花とヒラメの昆布〆巻きも、堀内さんの丁寧な仕事が凝縮されたもの。


「岩手産いわい鶏酒盗焼」「つぶ貝大船煮」など肉、魚、野菜のバランスが巧み。


中に百合根や絹さやを入れた「飛龍頭のお吸い物」。


「北海道産ボタンエビと青森産アオリイカ」。

身が厚いイカなので深めに切り込みを入れている。


「山菜の炊き込みご飯」。筍、わらびが春の訪れを感じさせる。料理は全てコースの一例。


アップルマンゴーといちご、キウイが入り側面がフォトジェニックなゼリー。

羊かんや季節のムース、わらび餅になることもある。



コースを通して器のセンスも抜群で、気鋭作家のモダンさが効いている。

そんな雰囲気もあって飲んでもひとり1万円前後とくれば、初デートにも最適。“価格以上の価値”を知る大人としての好印象も得られるはずだ。


民家から飲食店を経て、空き物件となった一昨年10月にフルリノベーション。

堅苦し過ぎず、モダン過ぎず、の絶妙なバランスが大人にはちょうどいい。

さっくりなランチの1品!


真っ当な“和食ランチ”が働く大人の強い味方に!


近隣で働く人を中心にランチも大人気。

写真は「銀だらの西京焼定食」1,300円で、風味豊かな銀だらに癒やされる。他にも常時9種の定食を用意する。

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