「面白いって言われると一番嬉しい」金メダリスト、ウルフ・アロンの意外な一面!


柔道への興味に繋がるのなら、いくらでも出るし何を聞かれてもいい。

「柔道はどうしても堅い印象があるので選手も堅い性格に思われがち。そこを僕が壊したい。親しみある選手もいると感じてもらうためにはNGなし」

なお、強い、格好いい、面白いのなかで一番言われて嬉しい言葉を聞くと、「面白い、ですね。強いは既に強いので、言われなくても大丈夫」とのこと。ユーモアは意外や強さにも関わってくる。

「練習や試合は真面目ですけど、ずっとじゃ疲れるのでそれ以外の時間はふざけて笑う。

試合と試合の合間も会話するようにしています。オンとオフの切り替えが大事と思ったうえでのギャグ。すべて柔道に繋がっているんです」

その他の性格も試合に出るようで、「大雑把な人は隙が多かったりするし、やっぱり繊細な人が強いイメージはあります」と話す。

ならばウルフさんは繊細でもある。そういう見方もある柔道は、会場で観戦すれば楽しさは倍増。

努力を積み重ねて手にした金メダル


やっぱり、勝ってこそ。一番になって初めて、それまで歩んだ道のりに意味ができます


「人と人がぶつかり合う音も迫力ありますし、他のスポーツと違って一瞬の隙が命取りとなるので、かなり緊張感があります。会場ではそういった雰囲気を味わえるので、ぜひ足を運んで欲しいです」

そこで目にするのは、勝利を渇望する柔道家の姿だ。

「やっぱり、勝ってこそ。一番になって初めてそれまでの道のりに意味ができます。競技をするにはお金もかかっているので、勝つしかない。勝たないと誰にも見てもらえず、普及活動もできません。

そのために目標をしっかり設定する。近くの目標があってもっと先に夢があって、一個一個の目標をクリアすることで夢に近づき、最終的に夢も目標に変わる」

では、いまのウルフさんの目標とは?

「年内は柔道の広報をしっかり務めて、3年後のパリオリンピックに向かって進んでいくこと。

まずは来年4月の選手権でしっかりと結果を残す。目の前のことを一つひとつ、今まで通りにやっていければいいかなと思います」

ウルフ・アロンが築く柔道というエンターテインメントを、同じ時代に生きる私たちは追いかけていけるのだ。


【後編】 1/13に公開!
■ウルフ・アロンさんも唸った、銀座の肉割烹『肉屋田中』の魅力


■プロフィール
ウルフ・アロン 1996年生まれ、東京都出身。6歳で柔道を始める。2017年の世界選手権など100kg級での優勝歴多数。東京オリンピック柔道男子100kg級を制し、全日本選手権、世界選手権との3冠を成し遂げた。所属は了徳寺大学。得意技は大内刈り。魚を捌くのも得意。自身のYouTubeチャンネルでは焼肉動画も投稿

■衣装
時計 6,655,000円〈オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000〉、シューズ 53,900円〈ロトゥセ/リエート TEL:03-5413-5333〉、その他 スタイリスト私物


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