東京カレンダーが太鼓判! 未来に残したい名店たち Vol.20

アロマフレスカ

Aromafresca

弛たゆまぬ研鑽が一皿に宿る
進化し続けるイタリアン

テーブル間隔が広く、ゆったりとした雰囲気で食事を楽しめる店内

舞台に立ち続ける真摯な姿勢こそが珠玉の一皿を生む

数あるイタリア料理店のなかで、最先端を歩んでいると称される『アロマフレスカ』。美しい造形と上品な味わい――紡がれる料理は、イタリアンの常識からは考えられないエレガントさに満ちている。

率いるのは原田慎次氏。"繊細"と評されることの多い氏の料理だが、見た目とは裏腹に骨太の魂がそこには宿る。

「料理人が保守的になってしまうと店の成長も止まってしまう。だから私は15年間、1日も休まずにキッチンに立ち続け、一皿一皿と向き合いながら少しずつ前へ進むのです」。美麗な料理からは想像できない、ある種不器用ともとれる価値観。しかし、それこそが『アロマフレスカ』を名店たらしめる所以(ゆえん)なのだ。

氏は続ける。「料理と長時間向き合っていると偶然の産物が生まれます。言い方を変えればマグレ。でも、これがあるから面白い」。例えば、「クラッシュコーヒーゼリーのジェラート添え」もそうだ。ある日大量に届いてしまったバイマックルーを持て余していたところ、ジェラートにしてコーヒーゼリーと合わせることを思いついたのだとか。そんな、未来に繋がる偶然を逃さないためにも、原田氏は舞台に立ち続ける。

左上.うなぎとキャビアとじゃがいものフィルム。アミューズの定番として出されている一品。

うなぎの香ばしさが食欲を刺激する

右上.焼きタラバ蟹のサラダ。原田氏自身が炭火で火入れし、しっとりとした食感を実現している

左下.伊勢海老のインサラータ。1分半ほどスチームした海老はプリッとした食感が楽しめる

右下.クラッシュコーヒーゼリー バイマックルーのジェラート添え。バイマックルーの爽やかな風味が特徴の原田氏の自信作。コースは¥16,000、¥20,000の2種類

オーナーシェフ・原田慎次氏。六本木『ヂーノ』で修行後、青山『ジリオーラ』でシェフを経験。1998年に広尾で『アロマフレスカ』を開店し、2005年に南麻布へ、そして2010年に現在の銀座へ移転する。斬新ともいえるイタリア料理を得意とする。


東カレアプリダウンロードはこちら >

【東京カレンダーが太鼓判! 未来に残したい名店たち】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ