婚活アポ~27歳ワセ女の場合~ Vol.1

婚活アポ~27歳ワセ女の場合~:「今年こそ、結婚!」年収800万・高学歴女の悲惨な婚活事情

私は、早稲田大学商学部を卒業し、大手コンサルティングファームに勤務して5年目だ。

仕事は大変だけど、やりがいがあるから毎日充実している。年収はそろそろ800万に届くくらい。27歳の女性としては充分だ。

私の唯一の気がかりは、いつ結婚できるのか、ということ。

社会人1年目の末には、エリート男性を求めて、すでに”婚活アポの鬼”と化していた。

数撃ちゃ当たるとでも言わんばかりに、アポを入れまくる。アプリや街コン、婚活パーティーに精を出し、1日3アポ以上の日もざらだった。

時に付き合ったり別れたりを繰り返しながら月日は流れ、27歳も見えてきたこの時期。

ようやく運命の人に出会ったと思っていたのに、また振り出しに戻ってしまった。

「たしかに、婚活再開することになりましたし。悪縁を切って良縁を切り拓かないとですね…!」

「うん!アプリも再開したし、今度こそ見つけなきゃだね。“颯太くんより素敵な人”を」

久しぶりに耳にした“颯太くん”というフレーズに、心臓がどくりと音を立てる。

そう、23歳から婚活に勤しんでいるのは、すべてはあの男のせいだ――。


私は静岡出身。中学高校は、地元ではお嬢様学校といわれる女子校に通っていた。

同級生のほとんどが附属の大学か、協定校に推薦入学するというのんびりとした校風。そんななか、あえて早稲田を目指したのは、母の影響が強い。

「いい大学に行くと、それだけいい男性を見つけられる確率もあがるわよ!普通にしてたら、なかなか条件がいい人と結婚できない時代だから…。まずは、いい大学にいきなさい」

そう聞かされて育った私は、母の教えを胸に受験勉強に励んだ。つまり私が早稲田大学に進学したのは、婚活のためと言っても過言ではない。

そして、大学2年生の春、経営学演習で同じクラスになったのが、颯太くんだ。

同じ静岡県出身で、お互いに映画好き。そして二人とも神楽坂で一人暮らしをしていて、徒歩3分にも満たない距離に住んでいた。

生活圏が同じなので、家の近くで顔を合わせる機会が増え、地元の話や趣味の話題に花を咲かせているうちに、自然と付き合うようになっていたのだ。

当時は、半同棲していて「卒業したら結婚しようね」と約束していた私たち。嫌いなことと好きなことが一緒で、大きなケンカをした記憶はほとんどない。

他の人に言い寄られることもあったけど、颯太くんとの未来を信じていたからこそ、彼だけを一途に想っていた。

それが……。

まさか、3年も付き合った23歳の冬に、あんな形で裏切られるとは思わなかった。

この記事へのコメント

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No Name
こんなにたくさん婚活中の男性がいるのに、どうして私は結婚できないんだろう.....。
って、なんだか悲しくなる時もありますよね。子供の頃は、大人になったら自然に好きな人が出来てその人と結婚して、子供は3人くらい出来たらいいなぁとか、簡単に....でもそれが普通に出来る事のように思っていたけれど。実際大人になったら、その頃にはなかった婚活・妊活 って言葉も出来たように、頑張って活動しないといけなくて
、焦れば焦るほど空回り....。
2021/07/24 06:0599+返信3件
No Name
あんな形で裏切られるとは思わなかったって思わせぶりで、どんな裏切りかは記述ないのね。
そのうち颯太君出てきてその時わかるのかな?
2021/07/24 05:2098返信2件
No Name
こういう時は早稲女なんだ😂
今日は、お決まりの慶應でも良かったんじゃないの?
2021/07/24 05:2067返信5件
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