夜風が最高に気持ちいい季節!名店に潜むムード満点なテラス席4選

4.名店の技術が詰まった、美しきフィンガーフードを前に心が躍る
『Sincère』


住所が地下でテラス席をもつ店は珍しい。『Sincère』は階段を降りると中庭が現れ、そこにクロスが敷かれたテーブルが置かれている。

傍には料理にも使われるレモンバームやローリエが植えられ、ヨーロッパの小さなホテルのような趣だ。


緑に囲まれたテラス席は、フォーマルにクロスを敷いているのもポイント。シェフ曰く「森の中で贅沢しているイメージ」だとか。


色鮮やかなひと口おつまみと夏の夜風が、今宵の杯を進ませる

右奥から時計回りに、「サザエのクロケット」「馬肉のタルタルとビーツのタルト」「白にんじんのピューレが入ったケールのチュイル」「稚鮎のフリット」「尻丸海老」「フォアグラと金柑」。コース 16,698円、クラフトビールは850円~


そんな空間でフレンチのコースをいただくとなると、最初の一杯はシャンパンと思いがち。

しかし、石井真介シェフは「ビールは泡と苦味を含むので、特に序盤ではあり。今回のアミューズもすべてビールに合いますよ」と話す。

そのアミューズとは、一斉に登場する6種ひと口おつまみで、客は美しさに歓声をあげる。ビールに鉄板の揚げ物が3品入り、ホップのほろ苦さとリンクする稚鮎やケールも含まれるので、シェフの言葉通りだ。

加えてコリアンダーやスパイスの風味をもつビール「平和クラフト」をワイングラスで提供するので、より親和性が高まる。

地下のフレンチのテラスにて、クラフトビールで乾杯。これは大人が知るべき小粋なギャップの合わせ技だ。


都内のフレンチで修業後、26歳で渡仏。本場の一流店を経験して2004年に帰国。『フィッシュバンク東京』を経て、『レストランバカール』のシェフを7年務める。

2016年に『Sincère』を、そして昨年9月には海のサステナブルをテーマにした『シンシアブルー』を開業。

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