恋のカルボナーラ Vol.4

待ち合わせ場所の飯田橋駅前で、彼が突然…。マッチングアプリで知り合った男が発した、ありえない言葉

恋は焦りすぎると、上手くいかないもの。

だから、じっくり時間をかけて相手を知っていくべきなのだ。

結婚に焦り様々な出会いと別れを繰り返す、丸の内OL・萌。

“カルボナーラ”をきっかけに失恋した女は、恋も料理の腕前も上達していく…?

◆これまでのあらすじ

失恋の傷を癒してくれると信じ、好きになりかけていた松田の“本性”を知ってしまった萌。悲しみを乗り越え、絵美に勧められたマッチングアプリを使い始めてみた萌だったが…?

▶前回:「付き合って」の一言もなく深い関係になった男女。その後、女が知ってしまった驚きの事実とは


2019年6月


「それじゃあ来週の木曜日、18時に飯田橋駅集合で。お店はこっちで考えておくね」

マッチングアプリのトーク画面に届いた、メッセージ。

自宅のベッドに腰掛けながらそれを読んだ萌は、頬を緩ませた。

絵美に背中を押され、渋々アプリを再スタートさせたのは数日前のこと。それからとんとん拍子にマッチングが進み、ついに今週はデートの予定なのだ。

相手は引野と名乗る、港区の広告代理店に勤務する男性だった。プロフィール欄によると身長178cm・年収1,000万円以上と肩書きは申し分ない。

しかもプロフィール写真の彼は細身で、髪型は流行りの黒髪センターパート。顔もどことなく人気バンドのボーカルに似ており、独特な雰囲気を醸し出していた。

紹介文には「最近料理に目覚めた」とあり、料理トークで意気投合してすぐ会うことになったのだ。

結婚することを考えたら、趣味が合うというのは意外と重要なこと。それに代理店勤務なら美味しいお店もたくさん知っているだろうし、楽しいデートができそうだ。

おかげで引野に対する期待値は、最高潮に達していた。

…しかし萌には一つだけ、気になっていることがあったのだ。

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