しっぽりしたい“デート寿司”の決定版が誕生!握りも空間も艶やかな新店4選

4.赤坂の古き雑居ビルに潜む、和モダンを極めた鮨店
『鮨 こしかわ』


繁華街特有の賑やかさで、人通りも多い赤坂通りの路地裏やビル上階には、しっとりとした風情が漂う実力店が存在する。

雑居ビルの2階に誕生したばかりの『鮨 こしかわ』もそのひとつ。周囲の喧騒をよそに、大人な時間を堪能したい。


檜のカウンターを縦長の店内にレイアウト。料理人と同じ高さに設えられており、視界も良好だ。天井には茅葺を用いるなど和の風情が漂う。

茹で上げたら即、殻を剥いて握りにする鹿児島県産の「車エビ」。エビ本来の甘みがしっかり感じられる


繁華街の喧騒が、入店と同時に静謐へと変わるギャップが堪らない


赤坂通りに掲げる看板は控えめで、知らなければ見過ごしてしまうかもしれない。『鮨 こしかわ』があるのは、築40年の古びた雑居ビルだ。

お世辞にも雰囲気がいいとはいえない建物を2階へと上がり、引き戸を開けると、そこには一転してムードにあふれる空間が出現。

檜のカウンターがゆったりと設けられた、静謐な世界に引き込まれる。


「穴子」は、対馬産を柔らかく炊いて仕上げに素焼き。シャリは3種の赤酢をブレンドしたコクのある味わいで、穴子の香ばしさとも好相性だ。

塩を当てて10分、酢に漬けて5分と、浅く締めて旨みを引き出した「イワシ」。料理はすべておまかせコース(22,000円)より


出迎える女将の三宅恵美子さんは老舗料亭『菊乃井』の赤坂店や、銀座の鮨割烹でも経験を積んだ接客のプロ。付かず離れずのサービスが心地よく、優雅な時間が流れていく。

板前は鮨を握る大将・越川さんに加えて、和食で長く腕をふるってきた料理人もいるため、つまみもかなりのレベルだ。

名物の白子を乗せた「雲丹のリゾット」のほか「ブリのしゃぶしゃぶ」など、通り一遍の鮨店ではなかなか出合えない料理がそろう。

握りは赤酢のシャリを使った正統派で、大ぶりなネタからも江戸前鮨に対する強いこだわりが伺える。

店内にはテーブル個室も用意され、ふたりだけで鮨を楽しむこともできる。赤坂駅から徒歩1分とアクセスも抜群で、ここぞというときに覚えておきたい1軒である。

【SNSで思い出を刻む“映え”の一品】


ウニと白子という主役同士の共演に悶絶!

北海道産生ウニをシャリと和え、トラフグの白子をトッピング。贅沢なオレンジと白の色彩をスプーンで混ぜ合わせながら食べる。磯の香りも強い両者の濃厚な旨みが炸裂!


赤坂通り沿いの雑居ビル2階に位置。エレベーターを降りると趣ある引き戸が現れる。



いずれも、デートにぴったりの艶やかな鮨店たち。どの店も、ふたりにとって最高の時間を演出するに違いない。

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