旅に出なくても海外気分が高まる空間。どこか懐かしい伝統のロシア料理

長きに渡り受け継がれてきた、伝統のロシア料理が堪能できる『サモワール』

日本人の舌になじむ味わいで、どこか懐かしくも心温まる逸品と出合える。

異国情緒あふれる空間で、初めての美味しさを体験してほしい。

▶「三宿」特集の前回:いざ、焼肉の新境地へ…!食通を虜にする、スパイス際立つ個性派焼肉

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恐らくは都内最古のロシア料理店で、創業は1950年、渋谷・恋文横丁にて。二代目として酒井宗康さん・正恵さん夫婦が全て取り仕切ることになった2006年、三宿に移転した。

「閑静な街の1階にあり、ふたりのイメージにぴったりだった」店舗は元牛乳販売店で、梁や柱は渋谷時代の店舗から移築。調度品の多くも持ち込んで、レトロで温かい空間をつくり上げた。

どこか懐かしく、心温まるのは料理も同じで「ボルシチ」や「ピロシキ」など、全てのレシピは先代が考案したものを踏襲。

若いクリエイターが多い三宿で、美味しさはもちろん、温故知新の大切さまで伝えている。


「ボルシチ」900円。先代がロシアで食べていた味を再現。

牛のスープストックをベースに、ビーツなどの野菜の優しい甘みを引き出した滋味を堪能できる。


「ピロシキ」700円。ひと皿に2個の定番で、餡は合い挽き肉にタマネギ、刻んだゆでたまご。

低温でじっくり揚げた後、オーブンで焼いて余計な油を落とし、サクサクの生地に。


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物のない時代に先代が手作りしたというテーブルやイスを、今もそのまま使用している。

アンティークで品よくまとめた空間は、唯一無二の存在感を放つ。


“日本人のツボを心得たロシア料理に出合える!”

昔、モスクワに取材に行ったとき、いまいちピンと来なかったロシア料理。そんなイメージを覆してくれたのがこの店。

「ボルシチ」とともに名物となっている「ピロシキ」に、とにかく驚きました。現地より断然美味しい!

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、2021年3月19日時点の情報です。

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この記事へのコメント

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職業訓練校時代の友達が、ロシア留学していた人で、別の友人の結婚祝いに、ボルシチとピロシキを初めて食べましたが、目から鱗。
滅茶苦茶に美味しかった。
当人に言わせると、日本だからここまで美味しくなる。現地で食べてた時は、そこまで美味しい物ではなく、仕方が無いからそれを食べていた。と
食料事情が違うから、日本は本当に恵まれているとも言っておりました。
外で暮らして、初めて日本が見えるものがあるのも、ま
た学んだ一時でした。
2021/04/19 16:461

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