SPECIAL TALK Vol.76

~フィットネスは、何歳からでも遅くない。人生を好転させるほどの楽しさを伝えたい~

顔を見て話せないほど人見知りだった幼少期。スポーツ経験はほぼゼロ

金丸:それでは、安井さんの生い立ちを聞かせてください。先程、お生まれは名古屋市だと。

安井:そうです。32歳までずっと名古屋にいて、3年前に転勤で東京に越してきました。

金丸:子どもの頃から活発だったのですか?

安井:とんでもない。とにかく人見知りで、いつも母から「人の目を見てしゃべりなさい」と怒られていました。

金丸:ええっ!?今の姿からは想像できない。

安井:いつも下を向いていて、軽い対人恐怖症のような感じでしたよ。

金丸:それが今やビキニでポージングするわけですから、わからないものですね。

安井:自分でもそう思います。今でも母からは「信じられない」と言われます(笑)。

金丸:スポーツは何かされていたのですか?

安井:いえ、ほとんどしていません。小学生のとき、父が「わんぱくトライアスロン」というイベントに勝手に申し込んできて、ものすごく嫌だったけど参加せざるを得なくなり。結局、父が最初から最後までずっとついてきて、嫌々ながら走り続けたことはあります。

金丸:そこに安井さんの意思は、まったくなかったわけですね。

安井:ないですね。子どもの頃は、自分から何かやるというより、やらされることが多かったと思います。

金丸:でも、何かスポーツをやってきたんだろうな、と思わせるような身長ですよね。

安井:173センチありますから。両親とも背が高いので遺伝なんですが、だからといって、スポーツをするわけでもなく。

金丸:それはもったいない。

安井:たしかに、恵まれた体格をまったく生かさない一家でしたね(笑)。家族全員食べることが趣味で、週末になるとみんなで出かけて、パフェを食べまくっていました。でも父は食べても太らない体質で、ガリガリなんですよ。

金丸:それはうらやましい。

安井:反対に母はすごく太っていて、その頃は80キロぐらいありました。祖母は100キロあったし、私も70キロ近くありましたね。

金丸:安井さん、70キロあったんですか!?まったく想像できません。

安井:とにかく食べることが大好きでしたから。大学でも「おいしい和菓子が食べられるから」という理由で、茶道部に入りました。お茶の席で知らない和菓子に出合うと、すぐに買いに行っていましたね。

金丸:では大学時代は、茶道と勉強という感じですか?

安井:あとは留学ですね。オーストラリアのパース、アメリカのマイアミ、イタリアのフィレンツェに留学しました。

金丸:えっ!それだけあちこち行ったと聞くと、ものすごく社交的に思えますが。

安井:シャイなんですけどね。

金丸:シャイだけど、思い立ったらすぐ行動に移すタイプとか?

安井:いえ、海外留学については、かなり長いこと考えていました。中学生の頃から、なんとなく海外に行ってみたくて。

金丸:それは、何がきっかけだったんですか?

安井:テレビで「世界一住みやすい街」という特集を見たのがきっかけですね。そこに映っていた美しい街がパースで、私も行ってみたいなと。

金丸:和菓子が食べたくて茶道部に入り、住みやすい街に行ってみたいと海外留学に。安井さんは自分の気持ちに素直に行動されているんですね(笑)。

安井:ちなみにマイアミは「楽しそうだな」、フィレンツェは「パスタが好きだから」です。言われてみれば、すべてシンプルな動機ですね(笑)。

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