月刊誌は20年目に突入!東京デートレストランの歴史をプレイバック【2001年~2007年】


―2003年~2004年―
六本木ヒルズ誕生!ラグジュアリーで非日常なデートに魅せられた

『マデュロ』@グランド ハイアット 東京


2003年の”ヒルズ”の誕生は東京の景観だけでなく、多くの人の価値観をも変えることになる。

恋愛市場でもIT企業が勢いを増し、レストラン選びも“モテる店”の時代へ。

ITバブルで財を成した成功者と、取り巻き女子のモテ武装が激化し、“ヒルズ” を迷わず歩けることが“イケてる”男女の証になった。

また、”ヒルズ”とともに開業した『グランド ハイアット 東京』では、外資系のアッパー感にあふれるバー『マデュロ』でのアフターディナーが定番化。

この年、流行語大賞にノミネートされた故・星野仙一氏(元阪神タイガース監督)の「勝ちたいんや!」という言葉に追随するようにデートの店選びも“攻め”の時代に突入する。

『Fish Bank TOKYO』@汐留

この時代、デートレストランの空間はとにかくラグジュアリーであることが第一条件。

南国バカンス気分を味わえる『casita』やインターホンを押して入店する“ピンポンバー”『ikra』、キラー通りの隠れ家『サローネ ヴァンドルディ』に魅了された男女が多くいた。

さらに、シャンデリアが埋め込まれたテーブルやテラスに女子が目を輝かせた『imoarai』など、「口説ける2軒目」をどれだけ知っているかもデートの勝敗を分けるポイントに。

同年に開業した『汐留シティセンター』の『Fish Bank TOKYO』にもカップルが殺到した。

―2005年~2007年―
ヒルズ族が巷を席捲!もっとアッパーに、贅沢に!優越感が恋を盛り上げた

『シャトーレストラン ジョエル・ロブション』@恵比寿


2005年、六本木ヒルズのレジデンスでは、ヒルズ族と呼ばれるIT長者が夜ごと派手なホームパーティを開催。富裕層はみな、この世の春を謳歌する“青春アミーゴ”状態にあった。

そんな中、アッパー層を魅了したのは、優雅の極みともいえるグランメゾンや夜遊び感が突き抜けたレストラン。

この時代は“ちょいモテ”が流行語になったが、大モテを狙う富裕層の関心は贅を極めたグランメゾンへと向いていたのである。

この頃から、“記念日デートで女子が連れて行ってほしいレストラン”に君臨し続ける『Beige Alain Ducasse Tokyo』や『シャトーレストラン ジョエル・ロブション』が理想のデートレストランの定番として浸透していった。

東京カレンダー創刊の2001年から2007年までを振り返り、前編はここまで!

後編では、”星付きレストラン”や”肉食女子”の登場など、現在に通じる価値観やワードが誕生したきっかけを紹介する!

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