今さら聞けないワインの基礎知識 Vol.34

オンライン飲みでワインなら、各自同じものが揃えられるシャンパンがいい!

この数か月、東京そして世界では未曾有の状況が続いてきた。

外食もままならない中、定着し始めたのが“オンライン飲み会”だ。

今回は、そんなオンライン飲み会が、ぐっと華やぐ一本をワインジャーナリスト・柳 忠之氏に聞いてみた!

Q.今夜はオンライン飲み。「何飲んでるの?」はお決まりだから、〝ウケる〞一本が知りたいです!


柳「政府の緊急事態宣言と東京都の外出自粛要請を経験した今、仕事でもプライベートでもZoomが活躍しっぱなしだね」

――ほんとですよ~。引き続きリモートワークって会社も多いようで……。

柳「だよね。今年はお花見もできなかったし。」

――そうなんですよ。せっかく柳さんにお花見向けのワインも教えていただいていたのに、予定していたお花見は中止。仕方がないので、タブレット画面に去年撮った桜の画像を開いてワインを飲みました。家で仕事してるほうが酒量増えちゃいますね。

柳「でしょー。うちもそう。普段飲み用のワイン調達が大変。」

レストランのセレクトワインも今だからこそ楽しみたい!


――柳さんはどのようにワインを買われてます?

柳「もっぱらネットショップかな。近所のスーパーも混雑しているしね。『中身はお楽しみ6本セット、送料込みで1万円ポッキリ』とか注文してる。」

――えっ、中身がわからないとスカが混じってたりしないんですか?

柳「信頼できるショップを選んでるから大丈夫。あと、自粛中、ワインの小売販売を始めるワインバーやレストランが出てきたのには驚いたね。」


――そうだったんですね!

柳「うん、知り合いのワインバーでちらほら。都の自粛要請中は多くの飲食店が休業に追い込まれ、経営的にも厳しくなった。

そこで国税庁は、期限付きの酒類小売業免許を飲食店に付与することにしたんだ。この免許を取れば、レストランやバーでも在庫のワイン、あるいは新たに仕入れたワインを売ることができるってわけ。

まぁ、国税庁としても、飲食店がいつまでも営業を自粛してたら税収が減る一方だから、双方、ウィンウィンの施策だったわけ。」

――テイクアウトした料理に合わせて、ワインを買って帰ることもできますね。

柳「そういうこと。お家で気楽にマリアージュが楽しめる。

それにレストランには街場のショップではなかなか手に入らないワインや、ヴィンテージの古いワインもあったりするから、ワインを売っているお店では、掘り出し物に出合える確率が高いんじゃないかな。」

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