東麻布の閑静な住宅街に佇む隠れ家ホテルの入り口に二つの人影が現れた。
闊歩する美女の後に続くのは、あの今田耕司さんだ。新たな熱愛の発覚……という訳ではもちろん、ない。
大人の男女がお忍びでデートするという艶っぽいシーンを、経験豊富な大人の男として演じてもらった。
果たして“最後の独身大物芸人”はどんな表情を見せるのか。
今田耕司さん、“究極の隠れ家”はいかがでしたか?
「こんなホテルができていたなんて知らんかったなあ。忍び愛を深めるのにもええかもしれませんね」
ここは、麻布十番駅から歩いて5分程度のところにオープンして1年足らずのコンパクトラグジュアリーホテル「hotel azabu ten」。
撮影を終えた今田耕司さんは、自分の居る客室「001-Hakuro」をぐるりと眺め回した。
今回、〝誌上デート〞の男性役で今田さんが出演することになったのは、彼が「最後の大物独身芸人」と言われ、隠れ家ホテルと美女がいかにも似合う!と東京カレンダーが熱烈なラブコールを送ったから。
聞けば、今田さんは以前から月刊誌を愛読してくれていたらしい。
「ええ感じの隠れ家がほんまによく載ってますよね。そういえば、僕が女の子といるところをすっぱ抜かれたんも、東京カレンダーで紹介されてたバーとちゃいますかねえ」
な、なんという災難。一瞬、現場に緊張感が走ったが、当のご本人がけろりとしているので、そのままインタビューは続行。
今田さんが日頃からデートを成功させるためにケアしていることを訊ねてみる。まず、初めてのデートではどんな店へ?
「そりゃ、肩の力を抜いていかれるところじゃないですかね。フレンチだったら断然ビストロ。女性は好きですよ。
でもって、席はやっぱりカウンター。距離が縮まりやすいってのもそうやし、単純に料理はできたてが一番美味しいでしょ?」
たしかに。そしたら、女性とのトークのポイントは?