季節の変わり目で疲れた体が温まってじ~んわり美味しい参鶏湯4選

外観

美容効果も高い薬膳韓国料理『松の実』

『松の実』は、大人の街神楽坂の雰囲気を十分堪能した先にある一軒。

メインストリートから1本入った小路に入り、民家が立ち並ぶ中に控えめな看板が灯る。

扉を開けて出迎えてくれるのが、自宅1階で営業する一軒家レストラン『松の実』のオーナー、高さんだ。

8種の具材を自家製の皮で包んでいただく、クジョルパン

メニューは宮廷、薬膳、家庭料理が入ったコース1択。

調味料は最低限に抑え、素材そのものの味を引き出した優しく滋味深い味に魅せられ、お客さんのほとんどが女性同士のお客さんで占める。

まずテーブルを彩るのは、韓国の宮廷食文化である五味五色を表現した「クジョルパン」。8種の具材を自家製の皮で包んでいただこう。

看板メニューの参鶏湯

看板メニューである参鶏湯はコースの最後に供される。

雛鳥のお腹の中に高麗人参、もち米、棗、にんにくなどを詰めて煮込んだ味わいは、薬膳料理が苦手な人でもペロリといけると評判になるほどクセがない。

とはいっても、予約は1日4組限定。「あくまでも自分たちの行き届く範囲で」と語る高さんの実直な人柄が伝わってくる。

初めてでも「ただいま」と言いたくなる家庭的な空気感と手厚いおもてなしが、忙しい女子たちの心を癒やしてくれる。帰るときには、寂しささえ感じる温かさも魅力の一軒だ。

絶品の鶏料理がずらりと揃う

骨までほろほろ!驚くほど旨い参鶏湯『鳥一代』

こちらの人気店がオープンしたのは2006年のこと。

まだ韓国料理が浸透していなかった時代に、いち早く日本人にも受け入れられやすい「参鶏湯」を提供したのが『鳥一代』である。

「参鶏湯(白)」。9割以上の人が注文する名物はこれからの時期こそ食べたいスタミナ料理

本来「参鶏湯」は、鶏肉の中に高麗人参などを入れ煮た煮汁を食べる料理であるが、『鳥一代』では、鶏を煮込むスープも別で作っているのが特徴だ。

骨までほろほろの柔らかくジューシーな鶏肉

鶏肉のなかには本場韓国と同様、高麗人参やもち米などが入り、滋味深い味わいが楽しめる。

こだわりのスープは、大量の鶏ガラ、モミジ、トサカ、長ねぎ、しょうが、にんにくを約8時間かけて、強火で炊き出し作られる。

同時進行で、鶏肉も10時間かけて煮込み、骨までほろほろの柔らかくジューシーな鶏肉に。この骨まで食べられるスタイルは、オーナーの山﨑彦一さん曰く失敗から生まれた奇跡だという。

いまや他店にはない濃厚さ目当てに、多くのファンが足を運んでいる。

人気の『鳥一代』の来店前には予約がおすすめ。田町だけでも3店舗展開し、恵比寿や新橋にも出店しているので本店の予約が取れなくても、支店でも同じ美味が味わえる

鶏料理への愛情と熱意があって、とても謙虚なオーナー・山崎さんが作り上げたメニューは絶品ぞろい。

いちげんさんでも入りやすいカジュアルなたたずまいの店だが、味は太鼓判の名店だ。

一度足を運んで情熱のこもった参鶏湯を食べてほしい。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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