世田谷が誇る名店 Vol.11

肉のプロが太鼓判を押し、本物志向の大人がこぞって通う駒沢の穴場イタリアンとは?

東京23区で1位の人口を誇る世田谷区。

高級住宅街をいくつも抱えるこの街のレストランは、舌の肥えた大人たちによって磨かれ、レベルの高い店が多い。

そんな世田谷が誇る、「名店」と呼ばれる店として紹介してきたのが、成城の優雅なフレンチ『レストラン アシエット』50年の歴史を誇る粋な鮨店『金多楼』絶品の本格四川料理『中国四川料理 蜀彩』

そして奥沢マダム御用達『ラ・ビュット・ポワゼ』洗練の焼肉『韓てら』台湾料理の名店『光春』満席必至のカジュアルフレンチ『デュバリー』伝説の中華『五指山』だ。

さらに地元民に圧倒的人気を誇るビストロ『ルミエルネ』
他区民でも行く価値アリの『炭火焼肉 ふちおか』至極の北イタリア料理『フィオッキ』も登場した。

今回は、肉焼きの天才がいる名店をご紹介する。

駒沢大学駅からは徒歩で約10分。店内はモダンシックな雰囲気


肉のプロが太鼓判を押す駒沢の穴場イタリアン
『イルジョット』@駒沢

世田谷一「肩の力が抜けた上質感」という表現がハマる駒沢エリア。

この街で17周年目を迎えた『イルジョット』は、本物志向の大人がこぞって通う一軒家イタリアンだ。

高橋直史シェフ。イタリア修業時代はボローニャのレストランなどで腕を磨いた。肉焼きの腕前は都内でもトップクラス。「牛肉はじんわり温める感覚、豚は内側に旨みを閉じこめるイメージで」。個性を見極めながら、炭火で丁寧に火を入れた塊肉もオーダーを


高橋直史シェフの得意技は炭火を駆使した肉の火入れ。

いま全国の料理人が自分の店で扱いたいと熱望する滋賀の精肉卸業者『サカエヤ』の新保吉伸さんが「天才」と称賛する肉焼きの技は新保さんのもとから届く近江牛や熟成経産牛、2ケ月に1度しか入荷しないジビーフに遺憾なく発揮される。

なかでもシェフの肉のポテンシャルを生かしきる火入れ術を体感できるのが、三重県の愛農高校で生徒たちが手塩にかけて育てた、愛農ナチュラルポークの炭火焼き。

ブルスケッタ¥1,400。愛農ナチュラルポークで作ったハムは、口の中でシュッととろけて甘い脂の余韻が心地よく続く。その口どけはまるで淡雪のよう。上から散らした山わさびがアクセントに


旨みを中に閉じこめるように焼き上げる豚肉は脂のたおやかな甘さが際立っており香りも味も100%ピュア。

「年々、ボリュームアップしている」というブルスケッタはブッラータと愛農ナチュラルポークで作るハムを自家製パンの上にこんもりと。

肩肘張らずに〝本物〞を味わう楽しさをこの店が教えてくれる。

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