2020.01.30
ただ者じゃない炒飯が味わえる!浅草の名店『龍圓』
1993年に創業し、1998年に現在の場所へと移転した『龍圓』。
移転した頃、さまざまなジャンルのシェフとの交流をもつようになったことから、フレンチの技法や和の食材など中華というジャンルを超えた、料理の提供をスタートした栖原シェフ。
そんな同店の〆の定番はただ者でない炒飯だ。
〆に登場する「炒飯」には、ぜひ「スープ」を付けてオーダーして欲しい。
まず炒飯だけを味わい、その後、炒飯にスープをかけて味わうというのが『龍圓』スタイルなのだ。
この贅沢スープは、昆布水に親鶏、豚のすね肉、ネギ、生姜を入れてとった贅沢で濃厚な出汁を、少量の塩と醤油で味を整えた究極のスープである。
また、炒飯自体の味わいもいい。それはジャスミンライスの持つ香りと、炒める際に日本酒の他に、前述の贅沢スープを入れながら炒めていることで生み出されている。
中華の先人が築き上げたいいものは、しっかりと基礎に残し、新しい技術への挑戦も怠らない栖原シェフの料理に対する姿勢は、これからも食通たちを唸らせつつけるに違いない。
一度訪れたら、また足を運びたくなる浅草の名店だ!
銀座で旬の食材を使った絶品和食を堪能したら
〆には極上のうどん&蕎麦が待ち受ける『矢部』
2008年に銀座に誕生した『銀座 矢部』。
夜の席は「おまかせ」(15,000円)のみを供する。「本物を提供すること」を大切にする矢部さんが作り出す料理は、ひとつひとつ繊細な味わいで、どれも美味。
コースの中では、旬を感じる食材を使用した、お酒もすすむ料理が次々と運ばれてくる。
仕入れ状況や、時期により日毎に表情を変えていく料理に惚れ込み、通う常連も多いという。
コースの〆には、自家製粉で手打ちする十割蕎麦や、知る人ぞ知る名物「納豆うどん」を召し上がれ。
まず紹介したいのは「納豆うどん」。
お客の目の前で職人が納豆などの具材と共に、うどんをよく混ぜ合わせてくれるパフォーマンスも魅力のひとつ。
約3~4分ほど混ぜていくと、納豆がメレンゲのようにふわふわに変化し、その美味しさをうどん全体にまとわせるのだ。
コースの〆には蕎麦も用意。
群馬県産や茨城県の常盤秋そばを、石臼でゆっくりと粉に碾き、蕎麦専門店並みのこだわりで打ち上げる十割蕎麦は、細打ちながらも喉ごしもよく、香りも抜群。
おすすめは「ちいずからめそば」。
まずはオリーブオイルと塩を絡めた蕎麦のみを味わい、そこに削り立てのパルミジャーノチーズをたっぷりかけて召し上がれ。
チーズは、イタリアンの名店でも使用されているほどの風味豊かで濃厚な味わいのもの使用。
蕎麦とチーズという和と洋の見事な融合を存分に楽しんだら、最後はかけ出汁をかけて、チーズを溶かして味わって。
〆のうどんや蕎麦を最後の楽しみに『矢部』で、季節の味を堪能する夜を過ごしてみてはいかがだろう。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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