特別なひと皿がある店 Vol.5

淡雪のような口どけのとんかつ!東京屈指の名店が2019年に移転リニューアル!

本能を刺激する無性に食べたくなるひと皿というものがある。そんな名物を提供するお店はたいてい繁華街には無く、少し行きづらい場所にあるものだ。

2019年もノーマークだったエリア、住宅街の一角に、人知れずオープンしている。しかも、利便性の悪さを物ともせず、もうすでに話題なのだとか。

特別なひと皿を提供する店にわざわざ行くのも一興だ。

「TokyoX リブロースかつ定食」¥5,580。最初は何もつけずに、肉の旨みをダイレクトに味わって。続いて岩塩、その次は磯村政次郎商店の「純正胡麻油ごま油」で、味変を楽しもう


色白のもち肌が艶めかしい……。ロースカツの誘惑に負ける
『とんかつ 成蔵』

高田馬場で8年にわたり看板を掲げ、東京屈指のとんかつ屋として君臨した『成蔵』。2019年3月に閉店した際には、連日早朝から長蛇の列ができる伝説を残した。

そんな至高のとんかつを生み出した店主の三谷さんが、同年7月、阿佐ヶ谷で同店を再開。移転後も人気ぶりは健在で、さっそく、予約の取れない店に。

豚の腸間膜を使った融点の高いラードを使用。100~150℃の低温でじっくり揚げ、肉の水分を閉じ込める。“いま東京で最も話題のとんかつ”が完成


『成蔵』の代名詞が、この〝白いとんかつ〞。幻の豚「TokyoX」の1〜2等級の霜降肉を使い、肉の水分を閉じ込めながら低温調理でじっくりと火を通す。

油に豚の腸間膜を使った融点の高いラードを使用し、揚げるのに15分、休ませるのに約8分。

衣のサクッとした食感と淡雪のような口どけのあと、口に広がる肉の甘い旨みの余韻に思わず目を閉じる。一切ストレスのない、柔らかな噛み心地も見事。


キメきめ細かで弾力のある「TokyoX」を、最大限に活かした三谷さんの究極のとんかつ。

東京最強の味を、ぜひその舌で試してほしい。

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