東カレジャーナル Vol.1

東カレジャーナル:池袋に誕生したサウナが中毒になるほど気持ち良い!

「ととのった」これは〝サウナー〞が最高の快楽を得た瞬間、思わず漏らす至福の吐息。サウナーとはサウナの愉悦にどっぷりハマり、「時間が許せば毎日でも通いたい」と語る愛好家の総称。

各地のサウナを巡ることを彼らは〝サ活〞と呼び、「ととのう」そのときを目指して、何時間もサウナで過ごす。その熱は、もはや一過性の流行とは思えないほど、広がりを見せている。

「蒸サウナ」。十数種のハーブが香る蒸気が充満。癒される


コミックエッセイ『サ道』はTVドラマ化され、安定した視聴率を達成。全国4,000以上の施設を網羅するポータルサイトからは、Tシャツなど、日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」からはグッズまで登場。

そうして今日も、サウナーは増え続けているのだ。そんな世の要請を受け、池袋に今冬、男性専用のサウナ施設が誕生した。それが『かるまる池袋』。

「ケロサウナ」。ライオンの口から給水され、セルフロウリュが楽しめる


関東最大級を謳い、全8フロアで構成されるが、充実っぷりがスゴい。全貌を紹介しよう。

まず、肝心のサウナだ。「岩サウナ」「ケロサウナ」「蒸サウナ」「薪サウナ」の4タイプがそろうが、どれも方向性の異なる仕様。

例えば、サウナ発祥の地、フィンランドで最高級とされる貴重な木材「ケロ」を四方に配したケロサウナは、熱々の石に水を打ち、蒸気を発生させる「ロウリュ」を、自ら柄杓で汲んで行う「セルフロウリュ」が楽しめる。

シンメトリーが美しく、熱と蒸気の循環まで計算した室内デザインも見事。滴る汗に嬉しくなってくる。

手前から水風呂の「サンダートルネード」。水風呂は水温25℃の「やすらぎ」などもあり、多様なクールダウンが味わえる


身体が火照ったら、今度は水風呂。水温違いでこちらも4種を用意するが、真っ先に向かうべきは「サンダートルネード」。

9℃以下の超低温に設定した〝シングル〞で、浸かれば落雷に打たれたような衝撃が走る。

交感神経と副交感神経が頻繁に入れ替わることで、血管が強くなるという温冷効果のトランス状態を心身が実感するのだ。

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