「他に好きな人ができたの…」優柔不断な男を試した、浮気女の末路

彼女から突然フラれたわけとは?


「2年ほど前ですかね、当時付き合っていた彼女から『好きな人ができた』と言われてある日突然フラれたんです。僕としては、結婚も視野に入れて付き合っていたので、すごくショックでした。でも、こればっかりはしょうがないと思って、何とか気持ちを整理して諦めました」

ところが、別れて半年後、彼女から連絡がきて「婚約する」と報告を受けた。そして、その時に「本当はあなたと結婚したいと思っていた」と言われたそう。「あのとき、引き止めてほしかった」と。

「大混乱でしたよ。今さら結婚したいと思っていたなんて言われても、フッたのは向こうなのに…。確かに、付き合っているとき、彼女は結婚をほのめかしていましたけど、結婚か別れるかなんて選択肢を迫られているなんて思ってもいませんでした」

どうやら付き合っている頃、彼女は寿人さんを試していたようだ。優柔不断な寿人さんでも、誰か他に好きな人が出来たと言ったら、結婚を決めてくれるかもしれないと。

しかし寿人さんは、言葉通りに受け取りプロポーズすることはなかった。

「その話を聞いた時、初めて自分のこの性格を恨みました…。恋愛においては、この臆病者で優柔不断の性格は何の役にも立たないなと。失って初めて気付きました…」

それまではなんだかんだ、人生上手くいってきたから、自分の性格を肯定していたところもあったそう。

「逃した魚は大きかったですね…。今振り返っても、結局彼女が1番僕にぴったりだったなと思いますが、決めきれなかったんですよね」

そして溜息まじりにつぶやいた。

「僕の人生いつもこうなんですよ……」

意を決して恋愛に対する姿勢を変えたいと思ったが、そんなに簡単に性格を変えられるわけもなく、つい最近も同じようなことがあったという。

「デートを何回もして、半年くらい友達以上恋人未満みたいな関係の女性がいました。でも、元カノを引きずっている自分もいたこともあって、なかなか踏み出せなかったんですよね」

自分の気持ちに気付いたときには、彼女には新しい彼氏ができていたとのこと。

「女友達には『ご縁がなかったんだよ』って慰められますが、これは僕のミスだと思っています。女性って幼い頃から男性より精神的に発達しているって言うじゃないですか、あの差って大人になっても無くならないですよね。とりあえず、僕に関しては言えば、圧倒的に精神年齢が低いですね」

本当に優柔不断はよくない、臆病なところをなんとかしなければ…とようやく気付いたそう。そんな寿人さんは「今度こそ」と思っているようだ。

寿人さんが、結婚しない理由は、『臆病者で優柔不断だったから』であった。


▶Next:12月26日 木曜更新予定
最終回:タイプの人は結婚に向かない女。保険会社勤務の男性が登場!

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