マルサンの男 Vol.15

「やっぱり彼女を手放したくない…」一度別れた男に、“結婚したい”と思わせた女の行動

男も女も、誰だって恋愛しながら生きていく。

だから愛するカレには、必ず元カノがいる。

あなたの知らない誰かと過ごした濃密な時間が、かつて存在したかもしれないのだ。

愛するカレは、どんな相手とどんな人生を歩んでいたのか――?

幸せ未来のため、相手の過去を知ることは、善か悪か。

あなたは、愛する相手の過去が、気になりますか?

◆これまでのあらすじ

29才の南美は、6才年上の恋人・数也がプロポーズを考えていると知り、幸せの絶頂にいた。だが同時に、彼の2度の結婚歴が気になり始める

二人の元妻たちと密会するが、その行動に気づいた数也から別れを告げられてしまう

しかも数也には3度の結婚歴があると判明。最初の妻・平木真穂とは交通事故で死別していたのだ。

南美は、数也と真穂の遺族と引き合わせ、両者は和解する。そしてマレーシアに移住するという数也から「ついてこないか?」と言われ…。


「えっと、これは、どっちだ…?」

南美は、スマホ片手にせわしなく歩き回っていた。

今、南美はマレーシアの首都・クアラルンプールに来ている。

鮮やかな陽光、洗練された街並み、きらびやかな夜景…。数也と旅行で初めてここを訪れたのが、四カ月前のこと。

あのときは何も......


この記事へのコメント

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No Name
迷ったら走れってのはただの暴走だ、ってやっと気付いたんかい😂😂
2019/12/01 05:3799+返信6件
No Name
同感です。きちんと話し合う事は、人生においてとても大切だと思います。また長い結婚生活、好きという感情だけでなく、尊敬はマストですよねー。 最終回楽しく読めました。末永くお幸せに。
2019/12/01 05:3099+
No Name
南美、暴走はいけないとようやく気付いたか。
これからは迷っても走らないように!
2019/12/01 05:1279返信3件
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