世田谷は地元民がこっそり楽しむ美味しくてお得な名店ぞろい!三茶・下北沢・経堂グルメ10選

「沸騰牛肉の山椒煮込み」(小皿1,500円、中皿1,900円)

激辛好きを歓喜させる下北沢の人気店『天華』

下北沢

下北沢にある『天華』は、激辛好きなら知っておきたい中国料理の名店のひとつ。同店を訪れたならマストでオーダーしたいのが「沸騰牛肉の山椒煮込み」。

朝天辣椒の粉末がこれでもかというほど、どっさりかけられたまるで地獄谷のようなビジュアルで登場したかと思うと、そこに180℃の山椒油を注ぎいれるのだ!食欲をそそる音、香り、ビジュアルに、歓声を上げずにはいられないだろう。

ジュワ~ッと煙が上がっているうちに、料理長・長尾氏自らが成都で買い付ける山椒をかけて完成。見ているだけで、じんわりと額に汗が浮いてきそうなほどの迫力に圧倒される。

メニューには載っていないが「麺」(+500円)もオーダー可能

辛いだけの料理だと思うことなかれ。ひと口食べれば、その旨さに箸が止まらなくなってしまうのだ。

特に注目したいのは、牛肉の柔らかさ。最後の油を注ぎいれる時に火が入りきるように、調理されているのだ。

刺激的な辛味の中にこの牛の優しい柔らかな食感、野菜の甘み、そして熟成されたピーシェン豆板醤、天華オリジナルブレンド豆板醤、豆豉、丁寧に出汁をとったスープなどの旨みがギュッと凝縮され一気に口へと流れ込んでくるのだから、堪らない!

「本場四川の激辛マーボー豆腐」(小皿1,300円、中皿1,700円)

激辛好きを歓喜させる料理は、これだけではない!「本場四川の激辛マーボー豆腐」は、同店で提供される料理のなかでも激辛レベルの高い一品である。

可能な限り、本場四川の味わいを再現した同メニューは、食べた瞬間に体中を爽快な辛さが駆け抜けていく。

この辛味を生み出しているのが、四川から仕入れる山椒と朝天辣椒。しかし、辛味の後にはしっかりとピーシェン豆板醤などから生み出される旨みも感じ、食べる人を虜にしてしまう。

「鶏の揚げ物 クミン・山椒炒め」(小皿1,200円、中皿1,600円)

ちょっと激辛は苦手…という人には「鶏の揚げ物 クミン・山椒炒め」がおすすめ。

朝天辣椒と鷹の爪の辛味を油に移しながら炒めていき、山椒と葉ニンニク、揚げた鶏肉を投入。仕上げにクミンと塩で味を整えた後、紹興酒で香りを出した一皿は、テーブルに届いた瞬間、クミンと紹興酒が生み出すいい香りが漂い、食欲を刺激してくれる。ほど良い辛味がクセになり、ビールとの相性も抜群!

「今日は思いっきり激辛料理でシビれたい!」そんな日には、『天華』を訪れてみてはいかがだろう?

「夫妻肺片(牛ハチノス・牛スネ肉の麻辣ソース)」

単なる刺激ではない、四川料理に対する愛情と敬意『蜀彩』

経堂

何事にも通ずることだが、刺激も過ぎると、だんだんと飽食気味になるものである。ただ、世の中には、クセになる刺激というものも確実に存在する。

料理人としてのスタートは決して早かったとは言えないが、その“種”が心のなかに芽生えたのは、わりに早期であった。

子供の頃、親に連れられて行った四川料理店で、はじめて雲白肉に出合ったときの感動を今でも忘れることはないという。

「四川名菜 鴨の紅茶漬け燻製香り揚げ」。皮目はパリッと香ばしく、身はしっとりとジューシー。メニューは一例

「昔からおつかいで買いものに行くことが多かったから、どんな食材を使っているかというのがなんとなくわかったんです。どこでも手に入るような普通の豚肉を、こんな美味しい料理にできるのかと。子供心にすごく感激したのを覚えています」

村岡拓哉氏が世田谷区・経堂に自身の店『蜀彩』を構えたのは2011年10月のこと。胸のなかで大切に育ててきた“種”がこうして花開くまでには、様々な紆余曲折があったという。

一生をかけて情熱を注げる仕事を考えたときに中華の料理人という答えに行き着いた。

「成都式汁無し坦々麺」。本場四川に伝わる味を独自にアレンジ。奥の深い味わいで後を引く旨さ

遅咲きを承知で25歳からのスタートを決意できたのは、やはり一生をかける覚悟あってのことだ。30を目前にして原宿『龍の子』に入店、その後、本場の空気を肌で感じるために四川省へと渡った。

帰国後は再び『龍の子』へ戻り、新宿の『川香苑』などを経て、独立へと相成った。

村岡氏の原動力は、単なる“刺激”ではなく、四川料理に対する愛情と敬意。料理はときとして、作り手以上に雄弁だ。

この記事へのコメント

Pencilコメントする
No Name
ベーカーバウンス昔六本木ミッドタウンにあったときよく行ってたなー
シバカリーワラめっちゃうまいよね
2019/11/10 09:024
匿名
広島風お好み焼きが、食べてみたい‼️
2019/11/10 05:381

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo