世田谷は意外にB級グルメも美味いんです!ラーメン&カレーの人気店8選!

「カツカレー」

誰もを虜にする艶めく漆黒カツカレー『カレーの南海』

"カツ“の作り置き一切無し。注文が入ってから下ごしらえ(衣付け)を始めるというこだわりを貫くのは『カレーの南海』。他のどこにも真似する事が出来ない漆黒の「カツカレー」が人気の名店である。

“南海”の文字にピンときた人もいるかもしれない。そう!この店は都内に数店舗を構え、「カツカレー」に定評のある洋食屋『キッチン南海』で修業を積んだマスターが2014年に開いたレストラン。カウンター6席、テーブル2席の小さな店だが、調理のすべてを見届ける事が出来るまさにシェフズテーブルな空間。

ふわっと衣を纏ったカツが油鍋に投入され、ジュワーっと油が響く音や揚げたての"カツ"をザクッと切り分ける軽快音も空腹を刺激する。

1口食べれば、辛味の奥に旨味や苦味が複雑に広がり芳ばしい薫りも駆け巡る。濃厚なルーはサクッと軽やかなカツと相性抜群。カツのほのかな甘味が全体の味わいをまとめ上げる。

どのジャンルにも属さないこれぞ南海味!!「カツ・ル―・ご飯」そのどれも欠けてはならないのだ。

「スペシャルカレー」※辛味が欲しければ卓上の2種スパイスで好みに調節可能

いつでもお腹を満たしてくれる隠れ家カレーライス『茄子おやじ』

「カレー祭り」が開かれるほどカレー屋が多いことで知られる下北沢で、圧倒的人気地位を確立する『茄子おやじ』は「スペシャルカレー」がイチ押しだ。

吉祥寺の人気カレー屋『まめ蔵』譲りの欧風カレーライスは、時間によって行列や売り切れになるほどの人気ぶり。チキン、ビーフ、野菜(かいわれ、茄子・ししとう・トマト、人参)、きのこ、卵と正に具材のオンパレード。つまり「全部乗せ」だ。具材はどれもごろっと大きくワイルド。

じっくり煮込んだ柔らかい肉、トッピングされた野菜、どれも素材の特徴を活かした調理法で食感の変化も楽しめる。たっぷり乗ったフライドオニオンのカリッと食感も良いアクセント。野菜の甘味や旨味が先行し、じんわり押し寄せる凝縮されたスパイスの辛味とコクが癖になる。

店内は女性1人でも気兼ねなく過ごす事が出来るカフェのような落ち着いた空間。“アイドルタイム無し“というのも嬉しいポイントだ。幅広い層に好まれるどこか素朴で優しい味わいは、ふと思い出し、何度でも食べたくなる不思議な力を持っている。

「焼豚らあめん」

元祖東京とんこつラーメンの行列店『らあめん英』

芸能人のファンも多い、行列必至の人気店がこちらの「らあめん英」。

1994年のオープン当時は、まだ東京では豚骨スープが一般的ではなかったが、全く臭みがなくコクと旨味のみが感じられる丁寧なスープで受け入れられた、「元祖東京とんこつラーメン」を謳う店である。昨今のとんこつ醤油ブームの先駆けと言えるだろう。

今や渋谷などにも「英」「渋英」などの支店を構えるが、こちらが本店。

「らあめん」

豚骨の厳選された部位をふんだんに使用し、丁寧な下処理を施してから特注の大釜で24時間かけて煮出したスープは、こっくりと白濁した品のある味。そのスープに極細でシャキッとした歯ごたえの自家製麺がよく絡む。

チャーシューの火入れも見事で、柔らかな食感と豚肉の旨味が抜群に引き出されている。この店でしか出会えない上品な豚骨ラーメンだ。

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