ミーハー女 Vol.3

「可愛い子としか友達にならない」。女同士の薄っぺらな“友情ごっこ”の実情

日々、新しいショップやレストランがオープンし、アップデートを繰り返す街・東京。

東京で、そのすべてを楽しみつくそうとする女を、時として人は「ミーハー女」と呼ぶ。

ミーハー女で何が悪い?

そう開き直れる女こそ、東京という街を楽しめるのだ。

PR会社に勤務するミハル(27歳)も、最新のものをこよなく愛する「ミーハー女」である。

ただミハルの場合は、恋愛においてもミーハーであり、それが人生を少しだけハードモードにしていたのだ。

◆これまでのあらすじ

PR会社勤務のミーハー女・ミハル。匠との話を通じて、男選び自身に対する勘違いを指摘され、改めて自分のあり方を見直していた。


食事会の時と同じ、赤リップ。いつもより気合を入れて、化粧をする。

なんてったって、今日は同期の祐里奈との代官山ランチ。とびきりのオシャレをしないといけないのだ。

そんな思いでミハルが出かける支度をしていると、スマホの通知が鳴った。

ーわ〜ごめん、寝坊して今起きた...急いで準備するけど13時でも良い?ー

ー了解!ちょうど今家出ようとしてたから大丈夫。13時ね!ー

今日もまた、祐里奈は遅刻だ。彼女との約束はいつもこうなるから、ミハルはギリギリに家を出るようにしている。



13時。代官山には、オシャレな男女が行き交う。

ミハルが改札を眺めていると、明るい髪色の小柄な女の子が小走りで出てきた。

「おはよう〜!起きたら12時だったの!びっくりした、ごめんねぇ」

鼻から抜けるような猫なで声で、少し上目遣いに話しかけてくる。キュッと上がった口角に、少し薄い唇、ふわっと撫でるようなボディタッチをしてくる祐里奈には、同性のミハルでも、ドキッとさせられることがある。

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