妥協婚 Vol.3

月極を「げっきょく」と読む妻に驚愕・・・。男が結婚を後悔した、妻との“教育格差”とは

夫婦の学歴格差は埋められるのか?


田園調布で生まれ育ち、厳しいご両親のもと中学・高校は暁星学園、そして大学は慶應大学と、順当にエリートコースを歩んできた敬太さん。

「教育に関しては、厳しい家庭だったんです。でも僕も姉もそれが当然だと思って生きてきましたし、勉強することに疑問を抱いたことはありませんでした」

ちなみに3つ上のお姉さまは、東京大学出身。幼い頃からしっかりと英才教育を受けて育った敬太さんが、奥様の有香さんと出会ったのはなんと恵比寿のバーだったという。

「僕が30歳の時、当時25歳だった妻に出会いました。たまたま三次会くらいで男友達と飲みに行ったバーに彼女も友達と来ていたのですが、とにかく顔がタイプで。僕の方から話しかけたんです。可愛いし性格も良いし、ほぼ一目惚れでしたね」

出会って間もなく、交際がスタート。一緒にいると楽しくて、そのまま順調に結婚へ駒を進めるかと思っていたが、ここで思わぬ障壁が現れる。

ご両親が、有香さんとの結婚に反対したのだ。

「両親が、妻との結婚に反対した理由はただ一つ。彼女は、大学を出ていなかったんです」


出会った当時、アパレル会社で働いていた有香さん。

地元である関西の専門学校を出て東京で働いていたが、無名の専門学校卒の女性を一家の嫁に迎え入れることを、両親は許してくれなかったという。

「『学歴はその人の歴史。子供の教育レベルが下がる』と言われてしまって。うちの家系は特に厳しく、なかなか許してくれなかったんですよね・・・」

しかし結果的に、敬太さんは両親の反対を跳ねのけた。

「今の時代学歴なんて関係ない、と。中卒でも高卒でも成功している人はいるし、有香は素晴らしい人間だ、と必死に説得しました」

そして半ば強引に結婚の話を進め、ゴールイン。

新婚当初は、たしかにうまくいっていた。しかし子供が生まれてから、敬太さんは気がついてしまったという。

「教育というものを、妻は全く真剣に考えていなくて。これから2人でどうやって子供を教育していくのだろうか、と不安になっていたある日、駐車場の看板に書かれていた“月極”という文字を見て、“げっきょく”と読んでいた妻に、愕然としたんです」

それまでは、そんな天然なところが可愛いと思っていた。

しかしいざ子供を育てるという現実と向き合った時、敬太さんは気がついてしまったという。

「不安を感じるようになったのはその事件だけではなく、日常のちょっとした会話でも気になることが出始めて・・・。だから、ある程度の学歴、というか必死で勉強した経験はやはり必要だと思ったんです」

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