光り輝く海鮮丼は見た目も味も最高だ!贅沢にガッツリ食べたい絶品丼5選

開放的な調理場なので、職人たちが繊細な手さばきで海鮮ひつまぶしを仕上げる様子も眺められる

海鮮ひつまぶしが繰り広げるめくるめく味の3変化『築地虎杖 魚河岸千両』

築地の場外でもひときわ活気ある通りの一角にある『築地虎杖 魚河岸千両』。築地場内から毎日仕入れてくる活きの良い魚を、昼は海鮮丼、夜には酒の肴としてオールマイティーに楽しめる魚介料理店だ。

店内は市場の活気をそのままに、築地という場所ならではのライブ感も楽しめる。

カウンター席からは、職人たちの調理する姿がすぐ目の前に見られるという臨場感たっぷりな雰囲気の中で、絶品の海鮮に舌鼓を打てるのだ。

うにやいくらがキラキラと輝く様は、まさに宝石箱のよう。「元祖 海鮮ひつまぶし」

「全国から新鮮な魚介の集まる築地ならではの、様々な海鮮の楽しみ方を体感してほしい」。そんな思いから考案されたのが、看板メニューでもある「元祖 海鮮ひつまぶし」。

色とりどりの海鮮で彩られた、目にも美しいこの1品は、かつてグルメレポーターの彦摩呂氏も、「海鮮の宝石箱や〜!」と評したほど。

美麗なビジュアルもさることながら、その最大の魅力は、3通りもの味の変化が楽しめることだ。

食べ進め、残りが半分ほどになったらすかさず店員さんを呼ぼう。わさびを溶かした醤油を一回しかけたら……

まずはシンプルに、そのまま海鮮丼としていただこう。 鮪の赤身やいくら、数の子など、寿司桶の中には実に12種類以上の魚介がひしめき合う。

ついつい中央に君臨するうにに、手をつけてしまいそうになるが、ここは我慢が大切。うには次なる味の変化の大事なキーパーソンとなるので、ひとまず手を出さずにそっとしておくこと。

お茶碗によそったら一口、新鮮な赤身の旨みや数の子のプチプチとした食感が、口の中で1つに合わさり、思わず踊りだしたくなるような陽気な味のハーモニーを奏でてくれる。

時季によって一番美味しいネタを築地場内から仕入れているので、ひつまぶしに使用される魚介は産地や種類を特定せず、日によってもメンバーが変わる。訪れるたび新鮮な味との出会いが楽しめるのも魅力の1つだ。

うに飯を半膳分ほどあらかじめ分けておいてくれる。そうしないと、うに飯が美味しすぎてうっかり残しておくのを忘れてしまうお客がいるのだそう

半分ほどいただいたところで、ついにひつまぶしが新たな姿へと変貌を遂げる時。

店員さんの華麗なしゃもじさばきに見とれているうちに、先ほど大事にとっておいたうにとご飯が混ざり合い、あれよあれよと黄金色に輝くうに飯へと大変身するのだ!

たっぷりのうにをまとったご飯は、ほおばった瞬間、うに特有の濃厚な甘みと醤油の風味が口の中にとろりととけ出してくる。

先ほどまでのシンプルな海鮮丼とは打って変わって、複雑で何層にも味が折り重なった奥深い美味しさだ。

最後に残りのうに飯をお茶碗によそったらいざ、出汁を投入しよう

フィナーレを飾るのは、ひつまぶしの〆として定番であるお茶漬けである。

昆布でとった熱々の出汁を上から注ぐととたんに立ちのぼる温かな湯気とふわりと優しい香りに、思わず心がほっこりと和むだろう。

出汁の中にはうに飯の濃厚な旨味エキスが染み出しており、お茶漬けと呼ぶには贅沢過ぎる1杯だ。

海鮮丼やうに飯と、結構な量をいただいた後だというのに、あまりの美味しさにさらさら喉を通り、いつの間にやらお茶碗が空になっているから不思議だ。

テーブル席もあるが、一番人気はこのずらりと並んだカウンター席。海外からの観光客もこぞってここに座りたがるのだそう

この他にも、器からうにがこぼれるほど山盛り盛られた「国産こぼれうに丼」(8,800円)や、定番の海鮮丼も種類豊富な品揃え。

これらの料理と「元祖 海鮮ひつまぶし」を一緒に注文し、数人でシェアしていただくのもおすすめだ。

この海鮮ひつまぶしが繰り広げるめくるめく味の3変化を、ぜひ一度自分の舌で体感してみてほしい。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo