「都合がいい時だけ、誘う子は何人かいます…」東大卒・テレビ局で働く37歳男の本音

非モテ組だった学生時代


広島県出身の彼は、地元の進学校から東京大学の理Ⅰに入学。昔から成績は良かったようだが、目立つ存在ではなかったという。

「高校時代は将棋部だったんですけど、全くモテなかったです(笑)。でも将棋部では、全国大会までいったりして、なかなかの成績だったんですけどね。まぁ、女子ウケはしないですよね。あとは数学オリンピックにも、出場したりしていましたよ」

勉強は嫌いじゃなかったようだが、それくらいしか戦えるものがなかったから夢中で勉強していたそう。

今の賢人からは想像つかないが、確かにクラスに1人か2人はいる“理系の真面目君”だったのだろう。彼のようなタイプは確かに、サッカー部などに所属するチャラめな男子に全て持っていかれてしまうのだ。

「他にハマっていたのは、漫画ですかね…。友達と交換して読みまくっていました。本当は“モテたい!”と思っていましたが、興味あることがとことん非モテでしたね。でもあの頃と今の自分は、本質的には変わっていないです」

大学に進学し、東京でのキラキラしたキャンパスライフを期待したが、現実はほど遠く大学デビューは失敗に終わった。

「理工学部って女子が少なくて。文系にしておけばよかったって思いましたね(笑)」

大学時代は、家庭教師のアルバイトと将棋サークル、インターンに精を出した。

「友達と飲んだりしていましたけど、男くさい集まりばかり。ずっと共学だったからこそ、モテる男とモテない男の差をまざまざと見せつけられてしまったというか…。僕は恋愛関係においては、負け組だと思っていましたね」

そんな彼の人生が変化し始めたのは、就職した頃からだった。テレビ局でのインターンがきっかけでマスコミに興味を持ち、見事某テレビ局に入社することになる。

「同期にキラキラしたアナウンサーや、先輩として、テレビで見たことある人が突然いるわけですよ。当たり前ですけど、僕に注目が集まるわけではなかったのですが…」

こうして徐々に、先輩に誘われてお食事会に参加したり、会社帰りの食事に女性が参加していたり…と学生時代に比べると女性と接する機会が圧倒的に増えた。

そしてお食事会の幹事を引き受けたりしながら、社会人としてある程度スマートに行動できる大人の男性に成長していく。

初めてできた彼女はCA


「初めて彼女ができたのは24歳でした。お食事会で出会ったCAの子です。すごく可愛い子だったんですけど、地方出身で素朴なところがあって気が合ったんですよ。僕なんかが彼氏でいいの?と付き合った当時は舞い上がっていました…」

お嬢様大出身の美人CAは、賢人の話題豊富で楽しいところと、遊んでいなそうなところがいいと言ってくれていたそう。

「そのまま結婚していれば、人生違っていたのかもしれないのですが…。1年ちょっと付き合ったあとに、初めてフラれたんですよ。今思えばそれが僕の転機かもしれないですね」

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