呪われた家 Vol.5

密室に閉じ込められた女。新妻を“軟禁”しようとした、義妹の真の目的とは

結婚と同時に女に待ち受けるのは、“義実家”という呪縛。

奇妙な風習、監視の目、しきたり、そして義家族たちの薄笑い…。

夜な夜な響くその声は、幸せでいっぱいだったはずの新妻の心を蝕んでゆく。

―逃ゲヨウトシテモ無駄ダ…

◆これまでのあらすじ

看護師の岡林沙織(26)は、恋人の清川宗次郎(28)からプロポーズを受け、1年の交際を経ていよいよ結婚することが決まった。

宗次郎の母親が病に倒れたということもあり、悩みながらも義実家での同居を決意した沙織。

数々のしきたりに不安を感じていたが、宗次郎と一緒に乗り越えることを決意する。ただ、肝心の結婚式の日取りを“占いで決める”と告げられ、困惑を隠せない沙織だった。


―なんか、息苦しい…。

まるで森のような鬱蒼とした木々に囲まれたこの家は、昼間でも薄暗い。天気も時間もわからない閉鎖的な空気に、沙織はなかなか馴染めずにいた。

同居を始めて数日が経つ。沙織はなるべく広い家や庭を散策することで、この家に慣れようとしていた。

直射日光が......


この記事へのコメント

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No Name
踊っているのは宗次郎だったりして…
2019/09/20 05:5899+返信9件
No Name
夏向きのお話になってきた気が…笑
2019/09/20 05:4173
田舎者
怪談みたいになってきたねー。(^^)
2019/09/20 05:5255
もっと見る ( 37 件 )

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