夫の反乱 Vol.3

「平日の昼休みに、浮気…?」夫を疑う妻が目にしてしまった、禁断のメッセージ

—女は、愛されて結婚するほうが幸せ。

その言葉を信じて、愛することよりも愛されることに価値を見出し、結婚を決める女性は数多くいるだろう。

めぐみも、夫からの熱烈なアプローチを受けて結婚を決めた女のひとりだ。

だけど、男女の愛に「絶対」なんて存在しないのだ。

“亭主元気で留守が良い”を豪語し、家庭は二の次、好き放題やってきた美人妻・めぐみ(30)。ところがひょんなことから、夫の様子がおかしいことに気づく。

夫を大切にすることを完全に忘れてしまった妻の行く末は…?

先週、体調を崩しためぐみは、夫のあまりの冷たさに怒りを爆発させてしまった。離婚を口走ると、夫からはまさかの反応がかえってきて…?


−絶対クロよ。浮気してるんだわ。許せない…。

荒々しく寝室のドアを閉めためぐみは、ベッドに倒れこんだ。

夫に対して一度爆発させた怒りは、すぐには鎮まらない。活火山のように、今にもまた噴火しそうな勢いだ。

−ふぅ、落ち着かないと。

冷蔵庫から取ってきたミネラルウォーターを一気に飲み干し、「何様よ!」と小さく叫びながら、乱暴にペットボトルを置く。

ガタン。

まずい、と思った時には遅かった。ペットボトルが勢いよく倒れ、サイドテーブルに飾ってあった写真立てが床に落下した。

ふと落ちた写真に目をやると、そこには、弘樹の隣で100本のバラの花束を持って微笑むめぐみの姿が写っている。

−バラ100本。何が“100%の愛”よ。結局、嘘だったんでしょ!

すぐには写真を拾う気になれず、しばし写真を睨みつける。すると寝室のドアが開き、弘樹が何食わぬ顔で入ってきた。

「ジム、行ってくる」

クローゼットから着替えを取り出し、出かける準備をしている。少しは反省したかと思ったが、そんな様子は全く見受けられない。

めぐみの怒りが、再びフツフツと湧いてくる。

「どうぞごゆっくり。私は、ひもじい思いをすれば良いんでしょ!」

嫌味たっぷりに吐き捨てると、弘樹は冷たく微笑みながらこう呟いた。

「…Uber Eatsでも頼んだら?」

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