オトナの恋愛塾~宿題編~ Vol.72

それ、本当にモテてるの・・・?誘いは多くても、男が本気にならない女の特徴とは

宿題1:彼に対して優しく接していたのに、何がダメなの?


女友達の沙織と二人で食事をしていた時に、沙織が途中から彼を呼んだのが、秀明との出会いだった。

最初から秀明は私がタイプだったようで、出会った翌日、早速連絡が来た。

—秀明:昨日はお疲れ様!良ければ、今度ご飯行かない?


「キタキタ」

秀明からのLINEを見て、私は思わず微笑んだ。食事会をすると、翌日には必ずこうして誰かしら連絡をくれる。

秀明に返信をし、ここからしばらくLINEを送り合っていたのだが、会うチャンスは思いの外早くやってきた。

—秀明:今日は恵比寿で飲み会だ〜。
—美穂:本当?私も今日は恵比寿でご飯だよ!
—秀明:そしたら終わり次第合流しない?
—美穂:もちろん!


こうして出会ったその週末に、私たちは落ち合うことになった。

私は嬉しい気持ちが抑えられず、女友達との約束は早めに切り上げて、秀明の行きつけだという『ピットフォール』へと向かった。


しかし “22時半には終わりそう”と言っていた秀明だが、前の予定が押してなかなか抜けられなかったらしく、私は一人、バーカウンターで待ちぼうけを食らうことになる。

店員さんが色々と話してくれたので助かったけれども、結局秀明がお店へやって来たのは、23時15分だった。

「ごめん!前の約束が結構押しちゃって・・・待ったよね?本当にごめん」

申し訳なさそうに謝る秀明に、私は首を横に振る。

「ううん、大丈夫。全然待ってないよ。店員さんが優しくて、色々と話してくれていたから」

せっかく、二人きりで会えたのだ。“遅いよ”と言いたい気持ちをぐっと抑え、私は笑顔を秀明に向ける。

「本当?良かったぁ〜。遅くなっちゃって本当にごめんね。今度、お詫びにご飯ご馳走させてください!」
「え、いいの?」

遅刻したお陰で次のデートの約束が決まるなんて、私にとってはむしろ大歓迎だ。

「もちろん!・・・って、最初から全部奢るつもりだけど(笑)何が食べたい?」
「何でもいいよ!秀明くんの食べたいもので」
「本当に?せっかくのお詫びディナーなのに?」
「うん、そんなにこだわりないから(笑)合わせるよ」

こんなやり取りがしばらく続き、結局次回は、秀明が行きたがっているお店にしようと決まった。

「美穂ちゃんって本当にいい子だよね」

不意に、隣から熱い視線を感じる。気がつけば、私たちはカウンターの下でそっと手を繋いでいた。

そして、外に出てタクシーに乗り込もうとすると、秀明が何かを訴えかけてきた。

「今日、一緒に帰る?」
「え・・・」

どうしようかと一瞬悩む。

けれども、ここでついていったら“ホイホイ女”だ。簡単に、そんな女に成り下がってはいけない。

「どうしようかな・・・今日は帰ろうかな」
「そっか、そうだよね。じゃあまた来週ね」

この作戦が功を奏したのか、このデートの翌日から、以前にも増して秀明から頻繁に連絡が来るようになったのだ。

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