「彼って、もしや…」食通っぽい著名人を直撃して、無性に食べたくなるひと皿を聞いた!


【とある日、PM3:50】東銀座でカレーを食す尾上右近さんに出会った!

週末のランチ時ともなれば大行列。でもこの日は平日の夕方。

並ばずに入れる狙い目の時間帯を知っていると言わんばかりに、颯爽と店内に入ってきた男性ふたり組。

着席と同時にメニューも見ずにオーダーし、メガネを外した顔は、尾上右近さんだった!


歌舞伎界のサラブレッドは、御用達の〝ナイル〞を溺愛!
『ナイルレストラン』

「初めてですか? であれば、『ムルギーランチ』をまずは食べてみて」

何をオーダーするか悩む女性客に声をかけ、親切に説明する男性こそ、尾上右近さん!

「地方公演の合間を縫って、半日ほど戻ってきまして。実は東京駅に着いたその足で来てしまいました(笑)。どうしてもここの『チキンマサラ』が食べたくて。」


「ナイルといえば『ムルギーランチ』が有名ですが、最近の僕の気分はこっち。鶏肉がゴロゴロ入っていて、酸味とスパイスのバランスが絶妙。

食べた後は、充電完了、お腹いっぱい!となりますが、またすぐ恋しくなってしまう。もはやDNAレベルで刷り込まれている味、と言っていいくらい(笑)。」

70年の歴史の中では比較的新しいメニュー(といっても約20年前!)。さらっとしながらも、後から訪れる辛味がクセになる。具材はシンプルに鶏肉とピーマンのみ。ライス(¥400)は別なので、忘れずにオーダーを。パワーをつけたいときは、『ムルギーランチ』とミックスして食べることもあるとか


「ちなみに、食べるときは水を一切飲まずにルーとライスが同時になくなる、完璧なバランスだけを考えながら食べています。

この無心になれる時間というのも、すごくいい息抜きになっているのかも」

右近さんの語る『チキンマサラ』への想いは、まるで恋人の話をしているかのよう。彼の愛するひと皿は、これからもずっと変わらない。

今年で創業70周年を迎えた日本初のインド料理店。歌舞伎座、新橋演舞場からいずれも徒歩5分圏内という立地もあり、多くの俳優、歌舞伎役者に愛されている。店の入り口には唯一貼ることが許されたという尾上右近さんの千社札も。小さいころ、父親に連れられて訪れた思い出の店であり、カレー好きの原点となった店だとか


■プロフィール
尾上右近 1992年東京都生まれ。屋号は「音羽屋」。7歳で初舞台を踏み、歌舞伎界を担う若きホープとして注目を集めている。第五回「研の會」が8月28日~京都芸術劇場春秋座、国立劇場小劇場で公演予定

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