「たらこスパ」発祥から66年! 懐かしくも美味いスパゲティの歴史を年表で振り返る!


約66年前に生み出された日本のスパゲティの元祖!
『壁の穴』の「たらこスパゲティ」

1953年創業。まだまだイタリア料理は日本人に馴染みが薄かった時代に、スパゲティが身近になるようにと創業者が試行錯誤。

日本独自のスパゲティを生み出すべく研究した結果、「昆布粉」を入れると日本人の味覚にフィットする味になることを発見。

これが後の「和風スパゲティ」の隆盛へとつながった。

客からの要望で作ったキャビアのパスタをベースに生まれた「たらこスパゲティ」は¥1,058。

これが、日本における「たらこスパ」のはじまりなのだ。

そのほか、納豆や釜揚げしらすなどの和の食材も『壁の穴』が使ったことにより、スパゲティの具材として定着した。

研究熱心だった創業者が「丼やお茶漬けに使う食材ならスパゲティにも合うはず」という発想から選んだという。

66年たった今でも、その味は健在。

「たらこ・しらす・しそ」など、たらこベースのメニューも常時6種類揃うので、何度も訪れて新しい組み合わせを試してみたい。

スパゲティとの相性抜群な釜揚げしらす

納豆はたまごなどとともに混ぜ、エアリーな食感

場所は、渋谷の道玄坂近く。世代を超えて通う人が多い、まさに老舗


イタリアンの技が光るボリューミーな一品!
『ハングリータイガー』の「ダニエル」

虎ノ門で今も人気のイタリアンレストラン。

常連にファンも多い「ダニエル」¥1,000はたっぷりのハムとベーコン、そぼろ状の卵が2.1mmの太麺に絡む。

大盛(+¥150)なら260gの圧倒的存在感から今に続くロメスパの源流と思うが、さにあらず。

先代シェフはあの飯倉『キャンティ』出身。「炒めるのでなく乳化しろ」が口癖で、一体感ある仕上がりに知恵と工夫で本物を志向した王道の系譜を実感。

虎ノ門の路地にある『ハングリータイガー』は、ピンクの壁が目印


なみなみのスープに衝撃!これは絶望するほど旨い!
『ホームズパスタ 渋谷店』の「絶望のスパゲティ」

熱々のスープで皿を満たすスタイルは開店当初から。現社長の本田浩三氏がほかにない個性を求めて考案した。

タイトルも独創的な「絶望のスパゲティ」¥1,300はミートソースに忍ばせた黒オリーブのみじん切りがコクを醸す人気作。

仕上げに加える生クリームの効果から名に反してマイルドな美味しさでクセになる。

オーダーの度に茹でる「ディ・チェコ」1.6mmのコシもしっかり。80年代に勃興した“イタめし”黎明期のプライドを今に伝えている。

渋谷はスパゲティ文化が色濃い。宇田川町にある『ホームズパスタ 渋谷店』もその一端を担ってきた


『ハシヤ』のイズムを継ぐ、最新店が白金にオープン!
『TOKYO SPAGHETTI IBUSANTOCO』の「アサリと納豆」

長らく新店が無かった『ハシヤ』系列に彗星の如く現れたのがここ。

店主の指宿さんは、『ハシヤ』のたらこスパに衝撃を受けて以来、人生スパゲティ一筋。

同店の門を叩き、紹介された恵比寿の『アンクルトム』で10年修行し、昨年独立を果たした。

場所は白金の五之橋からすぐ。白を貴重としたカフェのような雰囲気。

夜はしっかりお酒を楽しめるのも嬉しい。

自慢の「アサリと納豆」¥1,300は、ジンジャーソースとガーリックソースが選択可。

定番の「たらことウニ」もいいが、こちらも一度試してもらいたい。

「たらことウニとキムチ」¥1,300。新鮮なたらことバター、コク深いウニが抜群

麺は茹で上げ釜で茹で、木のザルで水を切る。注文が入るごとに茹で上げていく

指宿さん夫妻。ふたりとも30代半ばと若い。「『ハシヤ』創業者が第一世代なら、僕らは第三世代ですね」

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