7コ下の恋人 Vol.5

「彼、お金に余裕ないのかも…?」7歳下の男とのデートで、年上女が抱いた違和感とは

30を過ぎた女たちは、“年下の男”に対して幻想を抱く。

かわいくて、甘え上手で、癒し系。年下の恋人ができたら、きっと、とびきり楽しい毎日が待っている。

…だけど、もしもそれが「結婚」となったら?

―年齢差があればあるほど、頼りない。
―将来浮気されてしまいそう。
―もしかして、お金目当て?

そんな疑念がつきまとうのだ。

ベンチャーキャピタル勤務の山口泉(34)は、7年付き合った恋人の智也に浮気され、結婚直前で別れを決意する。

そんな時に出会った7つ下の西村晴人から、いきなり告白された泉は、友達から始める事に。

晴人に誘われたバーベキューに参加し、そこで彼の友人の濱野舞が現れる。ライバル出現に、泉は自分の晴人に対する淡い恋心に気が付き…


「あはは、嘘でしょう?」

「いや、ほんとなんですって。多分その店員さん相当疲れてて、弁当と間違えてサラダを熱々に温めちゃって。野菜が萎びれて1/5くらいの嵩になってたんですよ」

バーベキューの後、私と晴人は早めに抜けて、『カルペ・ディエム』で飲み直すことにした。

彼からの告白以来、久しぶりの二人の時間に緊張をしているのか、お互い妙にハイテンションだった。

「あはは。それは食べたくないなぁ。…て、こんな話しに来たんじゃなかったよね…?」

「…はい、そうでしたね…。単刀直入に聞きますね。彼氏さんと、何かありました?最近ずっと俺の誘いを断っていたのに、今日は来てくれたので…」

自分から話そうと思っていたが、晴人もやっぱりずっと気になっていたのだろう。一気に空気がピンと張った。

「…別れたの。少し前に…」

「そう…ですか…。それは辛かったですね」

晴人はそれだけポツリと言うと、そのまま何も言わずにしばらく黙り込む。

だが、その沈黙は居心地の悪いものではなかった。

【7コ下の恋人】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo