28歳キー局アナが語る、“女子アナやモデル”狙いの男に共通する、ある特徴とは

そんなわけで彩花はその夜、早々に彼を“対象外”に認定したという。女が一度シャッターをおろしてしまうと、そこからの挽回は非常に困難である。

しかし、さすがはアナウンサー、内心の幻滅を決して顔に出すようなことはしなかった。それゆえ彼は鮨ネタと日本酒が進むにつれ、必死で彩花を口説いてきたという。

「『最近、その辺のOLとかとデートしても全然つまらなくてさぁ。一緒にいて学びが何もないから、途中で飽きちゃうんだよね。やっぱ俺、頭のいい子じゃないと無理だ。彩花ちゃんは美人で頭も良くて、何よりセンスがある。…俺としてはもう、パーフェクトなんだよ』とか言うんです。笑いながら受け流しましたけど」

しかしそんな彩花に、彼はこの夜さらに詰め寄ってきたという。

「『じゃあさ、いくら稼げばいい?』とか『何をしたら俺と付き合ってくれる?』とか『教えてくれたら、俺頑張るからさ』って、めげることなくしつこく食い下がってくるんです。だから、そういう問題じゃないのに。

トロフィーワイフが欲しいなら他をあたった方がいいですよね。彼と同じような考え方をし、異性に肩書きを求めている女性もいます。でも私は違います。彼が今後いくら稼ごうが、自らの気を引くために何をしてくれようが、私の中で彼の評価が上がることはもうないです。だって、私だって男性にセンスを求めていますから」

そして一般的に、彩花も含めハイレベルと言われる女性ほど、男性にセンスを求める傾向にあるようだ。

センスはお金で買えない。それまでの長い人生で培ってきた経験値の結集だ。

30代を過ぎてからいくら取り繕っても武装しても隠しきれないその本質こそを、ハイレベルな女たちは注意深く観察している。


▶NEXT:8月24日 土曜更新予定
「そのプライド、要る?」上から目線を崩せない勘違い男

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