今日は土用の丑の日だ!最高に美味しい鰻が食べられる東京都内の名店10選

鰻重 ふわりと柔らかい身と、炭火の香ばしい風味、受け継がれるタレの深みが渾然一体となった一杯。

150年以上継ぎ足された秘伝のタレ 『うなぎ 色川』

味の決め手は1861年の創業以来、150年以上の長きに亘り、継ぎ足し守られるタレ。

途方もない数の蒲焼を潜らせることで生まれた"馴れ"と"深み"のあるタレが、店主自らが厳選し、熟練の技で焼き上げる柔らかな身を際立たせる。

だが「うなぎは難しいね。毎日新しい気持ちで焼いているよ」と、この道40年以上の六代目・色川正則氏は話す。

店前には開店前から長い行列ができるのが常。うなぎ激戦区の雄たる至高の鰻重は、そんな誇り高き職人の研鑽の賜物でもある。

これぞ東京の風情が漂う、鰻の名店『八ツ目や にしむら』

目黒不動尊の商店街に、知る人ぞ知る鰻の名店がある。それが昭和35年の開業以来、ファンに愛され続けて行列が絶えない『八ツ目や にしむら』だ。

店頭で鰻を焼き続けているため、香ばしい煙も良いごちそうになり、ついつい足が向いてしまう。

近隣の芸能人や、わざわざ来る食通も通う「教えたくない」名店なのだ。

鰻重定食(お新香、肝吸い付き)中は2800円、上は3200円、中串を2枚使う両面蒲焼(もしくは白焼と蒲焼一枚ずつをのせられる)特上4800円

お待ちかねの「鰻重」は、蒸しあげた鰻を、創業当時から受け継ぐ、関東らしいキリッと醤油が効いた秘伝のたれと、備長炭で焼き上げる。

鰻重定食はお新香、肝吸い付き。2800円~という日常使いできる嬉しい価格設定も、大将の心意気だ。

うなぎ重

文化人に愛された銀座の名店 『竹葉亭 銀座店』

今年で創業147年目を迎える『竹葉亭』。背開きにし、蒸してからふっくら焼き上げる江戸前のうなぎは、夏目漱石の名著にも登場。

齋藤茂吉の大好物としても知られ、息子・茂太の結納の席で、嫁のぶんまで平らげてしまったというエピソードも。美食家で知られる映画監督・小津安二郎も愛したという老舗の名店だ。

100年以上もつけ足しているという醤油とみりんのみで作る秘伝タレが格別の味わいの「うなぎ重」。柔らかさは他店と比較しても群を抜く。忙しい合間も完食できる量の丼もうれしい。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo