港区モード Vol.9

東京男の品格:“強欲な女”を懐柔した男の魅力とは?女心を掴み続ける秘訣


彼は焼き菓子を食べながら、とても幸せそうな表情を浮かべていたのだ。

その甘さに酔いしれるようにゆっくりと噛みしめながら、プレートの上に沢山並ぶ焼き菓子を眺めて、「どれにしようかな」という鼻歌を今にも歌い出しそうなほど楽しげなその姿から、彼の高揚感がよく伝わってくる。

「甘い物、そんなに好きだったんですか?」

私が笑いながら聞くと、彼は少し照れたような笑みを浮かべてこくりと頷く。

上質なスーツを着て、パテック フィリップという一流の腕時計をつけた男の、意外な姿。そのギャップを素で見せてくれる彼は、こうして多くの女たちの心を掴んできたのだろう。

ー本当に、すごいなこの人は…。

何をしても自然で上品。そして、たまらなく品格が溢れる男だ。


▶Next:7月30日 火曜更新予定
クルージングで出会った男の、港区モード。


今週の港区モード:「パテック フィリップの『ワールドタイム』」


パテック フィリップの数あるコレクションの中でも、『ワールドタイム』は80年近くも最もポピュラーな複雑時計として愛され続けてきた。

本作は、その名が表す通り24のタイムゾーンを瞬時に把握できる機構を備えているが、同社では国際情勢を考慮し、タイムゾーンを代表する都市名を変更するなど2016年に文字盤を一新。

時計:自動巻き、18KWGケース(38.5㎜)、アリゲーターストラップ、3気圧防水 ¥5,290,000〈パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター03-3255-8109〉、その他/スタイリスト私物


クールに世界情勢と向き合う姿勢と、世界最高峰という名を手にしたのちも研鑽を重ねる情熱的な姿勢。この色っぽくすらある欲深さは、“港区おじさん”の魅力に通じるものがある、のかも……。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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No Name
自立したい、自分の稼ぎで贅沢したい、って女性あんまり東カレに出て来ないから、なんか新鮮に感じた。。
2019/07/23 05:3767返信3件
No Name
500万円の時計かぁ😅😅一生モノの時計でもせいぜい100万円くらいまでかな、って考えてた自分はまだまだ甘いなぁ😅
2019/07/23 07:1330返信1件
No Name
ダーフナ法事モードON
2019/07/23 06:2214
もっと見る ( 25 件 )

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