東京ハイエンド妻 Vol.7

“29歳、駆け込み婚”で全てを手にしたはずだったのに...結婚2年目の女が悟った理想と現実

「地方暮らしに、耐えられない・・・」


そこから、美紗子は全神経を“春樹と結婚する”ことに注いだ。

出張が多く、頻繁に東京に来ていた春樹にこまめに連絡をし、デートでは最高に良い女を演じていたという。

「まぁその辺りは、昔遊んでいた経験が役に立ちましたね」

そしてまんまと美紗子の手のひらで転がされた春樹から、交際1年後にプロポーズされた。そして、今に至る。

「29歳の、ギリギリ駆け込み婚でした。昔遊んでいた分、結婚していない子たちの末路を知っているからこそ、絶対早く結婚して、そこを抜けたかったんです」

そして結婚を機に岡山へと引っ越したのだが、そこで美紗子を待ち構えていたのは、予想外の生活だった。

「彼の収入ならば東京と同じような生活ができると思って、意気揚々としていました。でも、岡山は東京と全然違う」

地方の名士と結婚し、勝ち組となったはずの美紗子。だが、一つだけ想像していなかったことがある。

「もちろん、ある程度予想はしていました。東京のように華やかな生活は送れないと。でも、想像以上に田舎だったんです。刺激的な出会いや、キラキラしているような場所は、どこにもない」


岡山も素晴らしい所だが、もちろん、東京と比較してしまうとその規模感は比べものにはならない。

また街が狭いため、東京より人付き合いが蜜で、目立つとすぐに批判されてしまう。

そして何より、東京での楽しい生活が忘れられない美紗子からすると、“毎日が退屈で抜け殻”になっていったそ......


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