2019.07.09

男を勘違いさせてしまった、女の言動。高級鮨屋で起きた、男女の惨劇とは

男女間で生じる“勘違い”という悲劇。

どちらに非があるわけではないが、“勘違い”によってせっかくのチャンスを逃してしまうことも多い。

この連載では女たちが遭遇した、“勘違い”の原因と対策を探っていく。

名前：村上静香（仮名）
年齢：26歳
職業：フードコーディネーター（兼インスタグラマー）

丸の内仲通りのカフェにて、帰宅途中のビジネスマンが足早に通り過ぎる中、日没間近のテラス席に村上静香は現れた。

フードコーディネーターをしている彼女はこの日、某代理店の担当者と打ち合わせを終えてここにやってきたという。

「CMや広告ビジュアル用に、見栄えのする、センスのいいお料理を用意するのが私の仕事です。クライアントは食品メーカーだったり、あるいはアパレルだったり様々ですが、代理店の担当者から仕事を回してもらうことが多いですね」

彼女の仕事の説明を受けて納得していると、静香は小さくため息を吐き、先を続けた。

「だから、広告代理店の人とはできる限り良い関係を築いておきたいんです。もちろんビジネスパートナーとして、ですよ？」

「ビジネスパートナー」という言葉を、静香は特に強調した。

「それなのに…男の人って、どうして無駄に下心出してくるんでしょうね？」

静香を辟易とさせた、高級鮨屋で起きた惨劇とは

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