オトナの恋愛塾~解説編~ Vol.60

“選ばれない女”がやりがちな行動とは?顔は可愛いのに、男が「付き合えない」と判断した理由

解説2:女子会に放り込まれるのは、“品評会”のようで嫌だ


2、3回食事デートをし、時間があったら“今から飲まない?”くらいの軽い感じで誘い合う仲になっていたのだが、この日も僕はそんなノリで麻耶に連絡をしてみた。

—孝太郎:お疲れ!今六本木にいるんだけど、飲んでたりしないよね?


すると、すぐに麻耶から返信が来た。

—麻耶:今、麻布十番にいるよ。よければ一杯飲まない(^^)?


送られてきたリンクを見ると、今自分がいる場所から結構近い。そこで僕たちは麻耶がいる店で落ち合うことにしたのだが、そこからが問題だった。

指定された店『麻布郡司』のドアを開けるなり、少しビックリしてしまった。

そこには、麻耶以外に女友達が二人もいたからだ。

「え、本当だ。カッコイイ、噂通りのイケメン!これで弁護士さんなら、モテますよね・・・」

—噂通りって、どんな噂してたんだよ・・・

「お二人は麻耶ちゃんのお友達かな?そんなことないですよ、全然」

そう謙遜してみるものの、初対面の麻耶の友達を目の前に、まるで好奇の目にさらされているようで少し居心地の悪さを感じる。そしてすぐに、憂鬱な気分になってきた。

「じゃあ本当に、今孝太郎さんは彼女がいないんですか?」

席に着いた途端に、質問攻めだ。僕が来る前にどんな会話をしていたのか、容易に想像できてしまう。

「そうなんだよね〜二人はいるの?」

きっと、麻耶が“怪しい”などとガールズトークをしていたのだろう。そして、女友達が“私が確かめるよ!”と鼻息を荒くし始めたに違いない。

しかも酔っ払っているのか、その友達たちの暴走は止まらず、僕は一人でどんどんシラけていく。居場所もなく、適当に受け流しながらすっかり氷の溶けたレモンサワーを見つめていた。


「麻耶はね、本当にいい子で。家事もできるし、結婚するなら最高ですよ」
「うん、僕もそれはそう思う。麻耶ちゃんは、いいお嫁さんになりそうだよね」

彼女がいい子なのは、十分わかっている。そうでなければ何度もデートなんてしない。

しかし僕が嫌だったのは、突然女子会に放り込まれたことだ。

きっと僕のゴシップを面白おかしく話し、そして女友達に“見極めて”もらおうとしている気がして、ものすごく嫌な気分になった。

女性は、彼氏の友達に自分を紹介してもらえると嬉しいのかもしれない。

でも男性は逆のパターンもあり、社交性がある人ならいいが、僕のように人見知りで、かつ噂話が嫌いな奴だと、女子会に放り込まれるほど苦痛なことはない。

もしこれが、交際している彼女や結婚した相手なら、100歩譲って許せる。

だけど、まだデートしかしておらず、正式に付き合ってもいない段階で、プライベートや二人のことを女友達にペチャクチャと話していることを想像すると、げんなりしてしまった。

—付き合ったり結婚したら友達に全部話して、二人の関係が筒抜けになるんだろうなぁ。

「麻耶ちゃんの友達、みんないい子達だね」

そう言いながらも、僕の中で気持ちは固まってしまった。せっかく好きだったのに、一気に冷めてしまったのだ。


そしてしばらくしてから、僕は“きっと、このLINEもスクショしてみんなに回覧板の如く回されるんだろうなぁ”と思いつつ、麻耶にLINEを送った。

—孝太郎:ごめん、しばらく忙しくなりそうで会えないかも。



▶NEXT:6月29日 土曜更新予定
何も非はないのにフラれたのはナゼ?

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