オトナの恋愛塾~解説編~ Vol.60

“選ばれない女”がやりがちな行動とは?顔は可愛いのに、男が「付き合えない」と判断した理由

解説1:本当に彼女はいない。だけど、そんなに疑う!?


麻耶との初デートは、代官山にできたばかりの新店『COTEAU.』にした。コースに合わせてワインのペアリングもでき、何より雰囲気がデートにぴったりだ。

「ここね、『SUGALABO』さんプロデュースらしいよ」
「へぇ〜そうなんですか?知らなかったぁ」

喜んでくれている麻耶を見て、嬉しくなる。こうして僕たちの初デートは、幕を開けた。

「孝太郎さんは慶應の法学部卒業なんですか?すごい」
「いやいや、全然すごくないよ」

お互いの身の上話をしているうちに、徐々に打ち解けてくる。しかし、会話の途中で少し引っかかるところがあった。

「でも本当に、今彼女とかいないんですか?さおりから、1年以上彼女いないと聞きましたが・・・」

—おっと・・・。

さおりはたしかに仲の良い女友達ではあるけれど、正直そんな具体的な年数までさおりが言っているとは思っていなかった。しかし、事実なので仕方ない。

「はは、本当にいないよ。むしろ、麻耶ちゃんもこんな可愛いのに本当に彼氏いないの?」

「私も今いないんです。それよりも、孝太郎さんどうして彼女いないんですか?孝太郎さんクラスだったら、選び放題のような気もするのに・・・」

グイグイ来る麻耶。可愛い顔をしながら攻められると、男としてはタジタジである。

「昨年独立したんだけど、とにかくその準備が大変で。今も事務所を開業したばかりだから仕事が最優先だし、出会いとかも全然ないんだよね」

これは、本当だった。昨年独立したばかりで、仕事以外では、時間も気力も全くなかった。

けれども僕が引っかかったのは、別のところにあった。


「この後、どうされますか?」

時刻は、まだ22時半。しかも金曜だし、もう1軒行きたいところだ。ところが残念なことにやり残していた仕事があり、何としても今日中に終わらせたかった。

「ごめん、まだ仕事が残ってて」

素直にそう言ったのだが、目の前の麻耶は明らかに疑心暗鬼の目をこちらに向けている。そして顔には、“本当に金曜のこの時間から仕事なのか?”と書いてある。

「お仕事・・・そうなんですね。こんな遅くから大変ですね」
「ごめん、もう1軒行きたかったよね?でも本当に仕事だから、安心してね」

再び念を押したものの、確実に疑っているのが伝わってきて、ちょっと悲しい気分にもなった。

「疑ってないですよ〜!お仕事頑張ってくださいね。今日はありがとうございました」

麻耶は笑顔で去っていった。

とても可愛い子だと思うし、こんなちっぽけなことをいちいち気にする自分は、ただの小さな男だ。そう思い、僕は麻耶とデートを続けることにした。

しかし、決定的な出来事が起こってしまったのだ。

それは、麻耶とデートをするようになってから3ヶ月くらい経った時のことだった。

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