「君しかいない」は嘘だった?付き合った後に立場逆転されてしまう女の特徴

狩猟タイプの男は、追う必要がなくなると逃げていく


「付き合って1年が経つ頃には、なんか私ばっかりが必死じゃない?って感じるようになっていました。1年記念日に食事しようって誘ったのも私。しかも約束したのに一樹ってば直前までレストランの予約をしないから、結局アニバーサリーっぽいお店は軒並み満席になっちゃって…」

完全に二人のバランスが崩れている。未央は、いよいよ焦りを抱くようになった。

「品川だと職場まで遠くなるし当初は断ってたけど、そろそろ一緒に住んでもいいかなって。でもそのことを私から言い出した途端、今度は一樹の方が微妙な反応をしたんです。もう間もなく更新の時期で引っ越すかもしれないからとかなんとか言い訳して、私と一緒に暮らすことを避けてるんだなって感じました。

もうすぐ付き合いも2年になるし、そろそろ結婚のこと考えようかって尋ねた時もそうでした。今は仕事がちょっとバタついててとかなんとか…言い訳ばっかり。そもそも同棲のことも結婚のことも、最初に言い出したのは一樹の方なのに!」

相当な不満が溜まっているようで、未央は語気を強めて言い放った。

「最近じゃ、週末どちらか会えたらいい方。平日の夜なんか、私がLINEを送ってもなかなか既読にならない。何時間も経った後にようやく既読になって、さらに返信が届くのは翌日とかもざらにあります」

大きなため息をつき、未央は残っていた白ワインを飲み干した。

「…私、いつもこうなんです。最初は相手の方が必死に口説いてくるパターンで始まるのに、気がついたら立場逆転しちゃう。未央しかいない、未央だけだってあんなに言ってたくせに…もういい加減、男性不信になりそうです」

一樹のように、追いかけたいタイプの男性というものは、確実に存在する。相手の特性を知って、その欲求を上手に刺激し続けなければ、未央のように立場が逆転して恋がうまくいかなくなるのだろう。

本気で好きになった頃に、相手が冷めてしまう。

そんな恋愛を繰り返す彼女が、“ダメな恋”から早く抜け出せる日がくることを祈るばかりだ。


▶NEXT:6月4日 火曜更新予定
「合わせる方が楽」受容型女のダメ恋報告

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo