シュガー&ソルト Vol.6

「私は、“何者”かになれる…?」25歳派遣OLを救った、エリート弁護士の行動

女の人生、その勝敗はいつ決まるのかー?

それは就職・結婚・出産など、20代で下した決断に大きく左右される。

ある分岐点では「負け」と見なされた者が、別の分岐点では幸せを勝ち取っていることなんてザラにあるのだ。

昔からその分岐点において、全く異なる結果になる2人がいた。その2人とは福岡出身の幼馴染、塩田ミキと佐藤菜々子。

2019年、28歳のミキは唐突に派遣社員となったはずの菜々子の”玉の輿婚”を知る

遡ること、5年前の2014年、ミキが大手化粧品会社に就職し煌びやかな生活を送る一方で、菜々子は派遣社員として外資系アパレル会社で働いていた。

派遣社員であることに引け目を感じ、地元に戻ろうかと悩み始めていた菜々子だったが、偶然、同郷出身の正社員・白石百合と出会い背中を押されたことで気持ちを立て直す。

そんな中、急に上司と面談をすることにー。菜々子を待ち構える新たな局面とは?


「契約社員、か……」

家に着き”契約社員になる気はあるか”という上司の言葉を思い返していると、自然と独り言がこぼれる。

正直に言えば、複雑な気持ちだった。会議室に呼ばれた時は正社員にならないかという打診しか予想しかしていなかったのだ。

話によると今まで派遣社員から正社員になった人の大半は、契約社員からスタートしているらしい。部長は終始、いい話だというていで話し続けた。

ーとは言ってもね……。

確かにこの会社では、契約社員の方がチャンスはある。しかし契約社員になったからといって正社員になれる保証はひとつもない。正社員への道のりは想像以上に遠いのだ。

ふっーとため息をついた時、スマホが光っているのに気がついた。届いているメッセージは百合からのLINEだ。

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