流行の”イノベーティブ系”、どの店がいいかわからないあなたへ!東カレ的いち押しは広尾の隠れ家だ!

ここ数年で、レストランの新たなジャンルのひとつとして完全に認知されたのが「イノベーティブ」だ。

それが証拠に、レストランガイドブックの分類にも、今や「イノベーティブ」というカテゴライズが登場しているほど。

イノベーティブ=革新的。伝統や風習にとらわれず、これまでに見たことがない、味わったことがないと感じさせるクリエーションを打ち出す店が増えた。

その先駆けであり代表格とされるのが、分子ガストロノミーを取り入れた先進的な料理で、世界中から予約が殺到したスペイン『エル・ブリ』。

ヨーロッパから生まれたムーブメントは、時を経て東京にも到達し、当たり前の選択肢となった。

ただし、新しさを強く打ち出すあまりに、料理が難解そうなイメージがあったり、敷居が高いレストランだと感じてしまうケースも。

そんな中、そういったネガティブな要素が払拭され、幅広い層に人気を集めているのが『オード』だ。


遊び心溢れる『Ode』がハイエンドな世界を身近にする

インダストリアルかつ艶やかなグレー一色のクールな空間で、登場するのは既視感がなく、アーティスティックな料理。

それでいて、カジュアルスタイルのスタッフがキビキビと立ち回る様子が見られるコの字カウンターのダイニングには活気があふれる。

最先端でありながら、フランクな雰囲気で過ごせる。

こんな店こそが、ちょっと特別な今どきの夜にふさわしいから、話題なのだ。


今や数あるイノベーティブレストランの中でも、2017年のオープン以来、頭ひとつ抜けて存在感を示す『Ode』。

日本人なら誰もが、それどころか世界的にも知名度抜群な、あのコミックのアイコン的アイテムにインスパイアされたアミューズが、SNS映え抜群!と話題になったことは記憶に新しい。

シグネチャーメニューである「ドラ○ンボール」の正体は、球形のカカオバターにオマールエビのビスクを閉じ込めたアミューズ。

オレンジが香るコアントローとともに、ひと口で


シェフ・生井祐介氏の料理は、アーティスティックで比類ないビジュアルの印象が強い。

が、その構成を紐解けばクラシックな技法やレシピにしっかりと裏打ちされている。基本に忠実な確かなソースの味が、それを雄弁に物語る。

「ドラ○ンボール」と並ぶもうひとつのシグネチャー「グレー」。

「グレー」は、極薄のメレンゲの下にイワシや、尾崎牛のタルタルが潜む。

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