東京カレンダーが太鼓判! 未来に残したい名店たち Vol.54

イル ムリーノ ニューヨーク

Il Mulino New York

ニューヨークの味に和の趣を加えた新たなる境地

手長海老のガーリックソテーとグラナパダーノチーズのリゾット。スペシャリテとして供される人気料理。白ワインがよく合う

“ガッツィー&ガーリッキー”をテーマにする『イルムリーノニューヨーク』の料理に、少しずつ変化が現れている。

「開店当初は、ニューヨーク本店の評判もあり、外国人のお客様が多かった。しかし最近は日本人のお客様も増えています。そうした状況を鑑みて、昨年から少しずつ変化を加えています」と語るのは、シェフの猪ノ口伸也氏。スペシャリテである「手長海老のガーリックソテーとリゾット」にも、その変化は現れており、ニューヨーク本店では、リゾットを柔らかく仕上げているのに対し、日本店では芯を残した仕上がりに。これは日本人の多くが“芯が残っているリゾットこそ本物”という知識を持っているからだ。

また肉料理のつけ合わせも、従来のポテトから、四季折々の季節野菜へと変更している。「本店の味を守ることがまずは第一。しかし日本だからこそできる表現もあると思うんです。季節感を素材の色や香りで表現したりね。そうした日本店だけの魅力を追求していきたいですね」。“食べられる余力を残してゲストを帰らせてはいけない”とは、創業者であるマーシ兄弟の言葉。この考えは、一人前200グラムの「牛フィレ肉のグリル」を見ても健在であることがわかる。

もちろん、この考えにこそゲストは惹かれ『イルムリーノ』に足繁く通うわけだが、そこに猪ノ口氏が紡ぐ魅力が加われば、新たなる扉が開くはずだ。


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