過去最高値のワインは6000万のロマネ・コンティ?!知ったら俄然ワインが楽しくなる16のネタ


「マム グラン コルドン」の赤いストライプはレジオン・ドヌール勲章のリボンが由来。


史上最速のスプリンター、ウサイン・ボルトがCEO(チーフ・エンターテインメント・オフィサー)を務めるメゾン マム。そのマムの看板アイテムのデザインは、フランスの国家最高勲章レジオン・ドヌールの赤いリボンに因む。

アパルトヘイト撤廃から25年の今、南アフリカのワインの評価が必ず上がる。

今年ブレークしそうな産地は、南アフリカ。と言ってもサファリでワインを造るわけではない。南西部はおおむねブドウ栽培に適した地中海性気候。アパルトヘイト撤廃により、志ある造り手が成長。南アならではのワインを造り始めている。

赤でも、白でも、ロゼでもない新ワイン・オレンジワインというジャンルがある。

最近、白ブドウを赤ワインのように、果皮もろとも漬け込んだオレンジワインなるものが話題だ。白ブドウにも含まれるわずかな色素でオレンジ色に。フェノール成分も染み込み渋みも強め。伊・フリウリ地方やジョージアが発祥地。


「ルイ・ロデレール・クリスタル」のボトルが透明かつ、底が真っ平らなのは、ロシア皇帝アクレサンドル2世が暗殺されるのを防ぐ為だった。


人気の高い「クリスタル」。これはロシア皇室御用達のルイ・ロデレール社が、皇帝アレクサンドル2世専用として、毒をもられても一発でわかるようボトルを透明にし、小型爆弾がしこめないよう、瓶底を平らにしたという。


あの「オーパス・ワン」は、もしかしたら違う名前だったかもしれない!


ボルドーのシャトー・ムートン・ロスチャイルドと、ナパ・ヴァレーのロバート・モンダヴィによる初の米仏コラボとして誕生。当初の「ジェミニ」(双子)という名前の案、実はサンフランシスコ最大のゲイ新聞と同じ名前だったとか。

5大シャトーのひとつ、「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」のラベルには、過去ダリやピカソの作品が飾られたこともある。

5大シャトーの中で唯一、毎年ラベルが変わる、シャトー・ムートン・ロスチャイルド。1945年ヴィンテージ以降、著名アーティストの作品が飾る。58年サルバドール・ダリ、70年マルク・シャガール、73年パブロ・ピカソと錚々たる顔ぶれ。

ブドウの栽培面積の世界第2位は、なんと中国だった!

その昔、「中国人がワインを造り出すと世界中でワインが余る」と言われていた。その中国が、今やブドウの栽培面積で世界第2位を誇る。現在は国内需要で収まっているものの、中国ワインが世界を席巻する日はすぐそこだ!

ワインの「エチケット」と、礼儀作法を意味する「エチケット」は同じ由来。

18世紀の中頃、フランスの宮廷における決まりごとが書かれた紙切れは「エチケット」と呼ばれた。そこから、商品のタグやワインのラベルも「エチケット」と呼ばれるように。同様に、儀礼や作法を意味する「エチケット」へも転じたという。

教えてくれたのは、柳 忠之さん


■プロフィール
1965年、横浜生まれ。ワイン専門誌記者を経て、97年に独立。フリーのワインジャーナリストとして近くは勝沼、遠くは南米や南アまで東奔西走。専門誌にとどまらず、各種一般誌にもワイン関連記事を寄稿する。

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