転職、離婚、育休etc. 人生の岐路に、彼らは何を想う? 共感を呼ぶ、32歳の男性7名のリアルな人生観とは?

04.長永陽介さん/経済情報サービス企業


転職と結婚は、想定以上に笑顔が増えた出来事


結婚生活は、5年目。

朴訥な人柄に惹かれた奥様との結婚を決意したのは、「自分ひとりで生きるよりも、妻と一緒にいるほうが、笑顔の量が増えると思った」からだという。

新卒で経済情報サービスを扱う企業に入社。現場配属時は延べ1,100社に取材をし、レポートにまとめた。

それらの経験を活かせ、またより自分の価値観に近い企業に転職した今は、以前より笑顔が増えた、と充実した毎日を送っている。

「会社の決算資料を見るのが昔から好き」と言い、毎朝夜の読書と勉強を欠かさない。

夢は「組織に頼らずに腕一本、頭一つで食べていく能力を身に付けること」。

日々、規則正しい生活を送る中で、リフレッシュの方法は「誰かの人生の節目がそこにはあるから」と、空港に行くことだと言う。


【data】
座右の銘:笑顔
趣味:読書、散歩
人生の目標:日々心を穏やかに笑顔であること
一番大切なもの:妻と過ごす時間
好きなお店:『ボガマリ・クチーナ・マリナーラ』/千駄ヶ谷

05.塩田弘長さん/飲食系企業 マーケティング


ちょうど10歳上の社長。
まだまだ距離は離れているけれど、追いつくために全力疾走


新卒でインテリア業界最大企業に就職。

多くの飲食店を担当するうちに、独自の世界観を持った社長たちに出会った。

彼らの人柄に惹かれるうちに経営にも興味がわき、飲食コンサルに転職するも、思っていたようには学べず。

そこで1社目から付き合いがあった現社長の会社に飛び込むことで、目標の人の間近で働くことに。

入社してからの3年は「ブランドや飲食に関わる全てのことが業務で、より鋭く深い視点が必要」と日々挑戦中だ。

「オフの時に友達としょうもない話をしている内に、自分の考えがまとまることもあるので、飲みは欠かせません」と仲間の大切さを語る。

「自分の判断で会社を動かせる責任ある立場を目指して、30代を全力で駆け抜けたいです」。


【data】
座右の銘:成功を望むなれば、不屈不撓を親友とし、経験を顧問とし、注意を兄とし、希望を守護神とせよ。
今一番欲しいもの:実績・経験・体験
一番大切なもの:チャレンジすること
好きなお店:『代官山焼肉kintan』/恵比寿

06.松本雄一さん/広告代理店 営業

一緒に夢を見られる、比較してくれる、見守ってくれる人が理想。


化粧品などを扱う会社に4年勤め、現在は広告代理店に勤務。

2015年に結婚したが、当時は仕事ばかりですれ違いが続き、約1年で離婚。

現在は、人との時間の大切さを感じ、時間をうまく使うことを心掛けるようになった。

本職以外にも、以前から興味のあったスポーツビジネスを学ぶためビジネススクールに通学。

「ひとつの組織だけに属し、そこでの居心地が良くなると考え方が偏り、成長も止まってしまいがち。全く異業種の人と出会い関わることで、人脈や思考の幅が広がった」と語る。

今後は「将来自分が経営に関わるクラブを通して、地域の人に幸せを届け、更には世界と戦える、そしてビジネスとしてスポーツ界も発展するような活動をしていきたい」。


【data】
座右の銘:学ばない者は人のせいにする。学ぼうとする者は自分のせいにする。学ぶことを知っている者は誰のせいにもしない
今一番欲しいもの:夢を応援してくれるパートナー
好きなお店:『鶏だしおでん さもん』/中目黒

07.大岩宏維さん/医師


束縛せず頼りがいのある妻との家庭が一番大事


「デートのおすすめは?」という質問に「パークハイアットの『ニューヨークバー』は、医学生時代に女性を落とす定番スポットでした」と笑う、大岩さんも現在は3児の父。

筑波にある関連病院に都内から通勤する日々。

現役で医大入学、ストレートで卒業後、大学病院に入局し、最短で形成専門医を取得。

一方で、奥様と密に連絡を取り、出来る限り皆で夕食。

休日は家族サービスにあて、双子が生まれた際には育休も取得した。

「妻との付き合いは18歳の時から。いつも助けられてきました」。辛い時に支えてくれたのが結婚の決め手だ。

「いつまでも“男”でいてほしい」という奥様の考えで、お食事会へ参加したことも。

理解のある妻と可愛い子どもたちに支えられながら、専門分野で有名になるのが今後の目標だ。


【data】
座右の銘:天才とは努力する凡人である
今一番欲しいもの:大切な人の笑顔
一番大切なもの:家族との時間
好きなお店:『石頭楼』/麻布十番
デートなら:『ル・クラビエール有栖川』/広尾

(編集部コメント)
結婚や親になったこと、仕事上での出会い等を機に、価値観やライフスタイルに変化が起き、新たな人生を歩む4名。

時に失敗や悔しい思いもしながら、それでも常に前進しようとする姿は輝いている。

以上、7名のリアルをつまびらかにしたが、総じて仕事に邁進しながらも、ただがむしゃらに働くのではなく、愛すべき家族や、社会のために、という志を持っている人が多いのが印象的だった。

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