マザー・ウォーズ~妻たちの階級闘争~ Vol.12

ママ友との争いを乗り越えた若妻に、16歳年上の夫が突きつける"格上妻"になるための最終試練

あなたが港区界隈に住んでいるならば、きっと目にしたことがあるだろう。

透き通るような肌、絶妙にまとめられた巻き髪。エレガントな紺ワンピースに、華奢なハイヒール。

まるで聖母のように微笑んで、幼稚園児の手を引く女たちを。

これは特権階級が集う「港区私立名門幼稚園」を舞台にした、女たちの闘いの物語である。


麻布十番在住の菱木悠理は、作家の夫・邦彦の願いで娘の理子を名門幼稚園に入れることになった。

少しずつ母親たちと距離が縮まり夏休みのハワイ集合に誘われるが、ハワイで偶然にも悠理が目にしたのは、政界名門妻・東郷綾子と、芝浦妻リサの夫・遠峯涼真の密会現場であった。

一方、幼稚園の母親たちに届いた一斉メール。そこには、悠理の夫・邦彦の不倫報道が。

ママ友たちから追い詰められる悠理に、痛烈なアドバイスを放ったのは、同じ麻布チームの女優、藍沢美紀だった。母親として娘を守るべく、覚悟を決めて、母親たちに思いをぶつける悠理。

そこに登場した、政治家妻・東郷綾子は、何を言う―?


泰然と登場した綾子は、悠理にハワイで目撃されたときとはうって変わって、エレガントで自信に満ちた様子であった。

悠理は、思わず自分の状況も忘れて、綾子が活力を取り戻していることにほっとする。

「悠理さん、いくら誤解でも、ご主人を簡単に許しちゃだめ。自分のイメージ戦略で身元を......


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