東京美女酒場 Vol.1

東京美女酒場:ソファで急接近!覚悟を決めたオンナの息づかいを間近で感じた、恵比寿での一夜

覚悟を決めた、27歳のときの出来事


彼女は普段、グラビアアイドルとして活動しているらしい。恵比寿には、通っているネイルサロンがあるため、よく来るそうだ。


グラビアの世界なんて、会社員の俺からは想像もつかない。いろいろ大変そうだけど、実際はどうなんだろうか。

「楽しいことも多いけど、もちろん辛いこともある…かなぁ?16歳からグラビアを始めて、ありがたいお仕事も沢山あったけれど、中々うまくいかない時期が23歳から27歳くらいまで続いて」

そんなに長く…。辛い時代を思い出したのだろうか、彼女は僕から視線を逸らし、遠くを見つめる。

「正直、大好きなグラビアのお仕事が出来ないなら辞めちゃおうかな、って思うこともありました」


でもいまだに活動しているということは、立ち直るきっかけが、何かあったのだろうか。彼女の次の言葉をじっと待つ。

「…もう一度頑張ろうと思ったのは、27歳の時にグラビアDVDをリリースさせてもらったことがきっかけ。年齢的にラストチャンスだと思って、身体作りもこだわって。

連続5枚リリースのうち1枚は、作品のタイトルから衣装まで全部、セルフプロデュースさせてもらいました」

これだけ綺麗なプロポーションに生まれても、グラビアで生き残るために苦労することがあるんだ。

俺は彼女のこれまでの苦労に思いを馳せた。


「それからは覚悟が決まって、沢山の人に見てもらえるように、撮ってもらいたいと思ったカメラマンさんに直接『私で作品撮りしてください!』ってお願いして、自分のグラビア専用インスタグラムに投稿しています」

覚悟が決まった彼女の、まっすぐとした意思を感じさせる瞳は、強くてまぶしい。

「衣装は全部自前だし(笑)いろいろ大変だけど、出来ることは全部したいから……」

笑いながら、そう言った彼女。ミステリアスな雰囲気からは想像もつかない、意外な「ガッツ」に、俺は感心した。


でも、そんなに仕事に集中していたら、恋愛は二の次になってしまうのだろうか…?恋愛事情について聞いてみた。

「そうですね。私、恋愛の優先順位がかなり低いから、もしお付き合いするなら、男性のほうも『恋愛よりも仕事』っていう相手のほうが長く付き合っていけるんだろうな。失恋しても立ち直るのは早いし、結構サバサバしているのかも」

…恋愛よりも仕事、かぁ。こんな綺麗な彼女を前にしてそれを言える男は、いったい存在するのだろうか?

酒には弱く、薄めの梅酒1杯で眠くなってしまうという彼女の頬がほんのり赤くなってきて、俺の思考回路はさらにエラーを起こす。

しかしいまなら本音を話してくれるかも。そう思い、どんなタイプの男性が好きか、思いきって聞いてみた。

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