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  • 過酷なストレスに晒される女性を救いたい!『月下香』の再生力に懸けた女性たちの夢

    ありとあらゆるモノ、情報が溢れている現代。一度も目にしたこと、手に触れたことがないものを創出するのは、まさに奇跡であり、モノづくりに携わる人間にとっての夢である。

    「様々なストレスを抱えながら戦っている現代の女性たちを、自分たちの創った化粧品で美しく輝かせたい!」

    そんな信念に基づき、これまでにない肌改善を実感してもらえるような化粧品の開発に果敢に挑戦している女性研究員たちがいた。

    これは、彼女たちのリアルなチャレンジストーリーである。

    にこやかにインタビューに応じてくれたのは、月下香を用いた化粧品開発の中心メンバー岸本裕子さん。


    ■すべては『月下香』の生命力を突きつめたことから始まった

    時は、1980年頃にさかのぼる。「植物バイオブーム」の走りで、化石燃料には頼らず、先進バイオ技術で植物の新たな可能性を見出すために、企業レベルの基礎研究が始まった時代だ。

    そんな中、‟R&D(研究開発)ドリブン”をモットーとする花王は、時流に加え経営陣の先見の明もあり、『月下香』の基礎研究に注力するようになる。

    そもそも『月下香』は、古くから高級香水の原料として世界中の化粧品メーカーで珍重され続けているが、花王では『月下香』のもう一つの特長である「生命力の強さ・再生力」に着目し研究を突きつめていく。

    そして基礎研究所の地道で粘り強い研究がようやく花開き、花王独自の技術をつぎ込んだ「月下香培養エッセンス」が誕生!


    ■そもそも『月下香』ってどんな花?

    ミステリアスな美しさに潜む『月下香』の底力とは…?

    英名:チューベローズ(学名は、Polianthes tuberosa)

    昼間は、他の色鮮やかな花より目立たない『月下香』だが、ひとたび夜になり月明りに照らされると、まるでスポットライトを浴びたように存在感を増す。そして、濃厚で甘い香りを強く放つことから『月下香』と名付けられたという。

    花言葉は「危険な楽しみ」。あまりに甘美で魅惑的な香りのため、その昔『月下香』の側を男女で通ることが禁止されたとの逸話も残る。

    古代より、その神秘性が称えられていた!

    古代インドでは、アーユルヴェーダでも用いられていたり、‟マグダラのマリア”がキリストの足に塗ってその傷を癒したなど、伝説は数知れず。人々が『月下香』の神秘性に魅了されていたことは、現代まで脈々と言い伝えられてきた。

    そして、『月下香』を神秘の花たらしめている驚くべき力の正体こそ「自己再生力」である。

    月下香の「自己再生力」とは、植物が傷を受けた時にできる‟癒傷組織”が傷口を自らふさぎ再生・増殖する力のこと。さらに、その細胞(=植物幹細胞)が生み出す粘液には、外界の刺激から自分を防御する働きもある。


    ■『月下香』の「自己再生力」はこうして生み出される!

    ※写真はイメージ

    大自然で大切に育まれた『月下香』は、開花期である7~9月の期間に、つぼみの状態で研究所へ次々と送られる。到着した月下香の中から状態の良いピチピチしたつぼみを選定し、丁寧に殺菌処理を施す。

    もしここで雑菌が1つでも入ろうものなら、全て終わり…という緊張感が伴う作業である。滅菌処理されたつぼみは、安全キャビネットの中で5㎜角にカットし、寒天培地上で培養する。

    ※写真はイメージ

    そして、シャーレの寒天培地上に現れたカルス(=傷ついた時に回復しようとして出来る組織)の中から、生き残った細胞だけを三角フラスコへ移し、さらに次々とストレスを与え続けながら液体培養する。

    度重なるストレス下でも増え続け生き残った細胞は、生命力が強いためどんどん繁殖していく。最終的に約500万倍まで増やした細胞=植物幹細胞は、まさに生命力の塊!つぼみからこの状態に至るまで、実に2年半もの歳月を要する。

    その後は、わずかな量のカルスを巨大なタンク一杯になるまで、厳密な管理体制のもと増殖させる。こうした一連のプロセスと設備は、世界に類を見ない花王オリジナルの技術と評されている。

    ※参考動画はコチラ

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