オトナの恋愛塾~宿題編~ Vol.24

「モテる女=結婚できる女」ではない。デート中の単純な男心を解読できない、独身女子の盲点

宿題2:盛り上がっていたデートの中で、男が引いた点はどこか答えよ


2回目のデートは、西麻布にある隠れ家的なお店になった。暗い照明がムーディーで、業界人も多く、とてもお洒落なお店だ。

「ここ、来たことあった?」

実は、何度か連れてきてもらったことがある。

可愛い女の子を演じるならば“初めてです♡”と言うべきなのは分かっているが、知り合いも多く来るこのお店で、下手な嘘はつかない方が賢明だと判断し、私は素直に自己申告した。

「初めてです!と言いたいのですが…実は何度か来たことがあります」

正直に伝えると、晃弘はふっと優しい表情になった。

「そうなんだ。別に“初めてです♡”なんて言葉期待してないから、素直に言ってくれた方が嬉しいよ。千春ちゃんって、普段どの辺りで遊んでるの?」

晃弘にそう言ってもらえて、ホッと胸を撫で下ろす。それと同時に彼の大人の余裕を感じ、ますます惹かれていく。

「そうですね〜知り合いも多いしお店もよく知っているから、この界隈が多いかな。晃弘さんは?」

「僕はこの前みたいに会社のある丸の内界隈が多いかな。週末は恵比寿も多いけど。周りに独身の友達がだんだんいなくなってきて、こんな西麻布界隈で飲む機会は減っちゃってさ」

たしかに私も、以前に比べると、この辺りで飲む頻度は減った。しかし、やっぱり便利だし何かと知り合いのお店が多いため、つい足が向いてしまうのだ。

「分かります!独身の友達が減ると、遊ぶ場所も飲む場所も変わってきますよね」

そんなことを話しているうちに、夜は更けていった。


二人ともよく飲み、お酒が進むにつれて話もだいぶ盛り上がっていた。そして気がつけばあっという間に時間は過ぎ、時刻は24時になっていたのだ。

「うわ、ごめん!もうこんな時間だ。千春ちゃん、こんな時間まで付き合わせちゃってごめんね。明日早くない?大丈夫?」

時計を見て慌てて晃弘が謝ってくれたが、彼はちっとも悪くない。私が、一緒にいたかったのだから。

「本当だ!時計見ていなかった…。でも全然大丈夫です!今日はとっても楽しかったですし、何と言っても週末ですからね♡」

つまらないデートは食事をしている2時間でさえ苦痛なのに、今日は、なんとあっという間に時間が過ぎてしまったことか。

それなのに、お互いまだ話し足りず、もっと一緒にいたいとさえ思ってしまう。

「楽しい時間はあっという間だね。千春ちゃんのお家、神谷町の方だったよね?そしたら通り道だし、送っていくよ」

もう一軒行っても良かったが、紳士な晃弘は家の前までタクシーで送ってくれ、そして颯爽と去って行った。

「また飲もうね」

そう言って手を振りながら。



しかし、結局このデート以来晃弘には会っていない。正確に言うと、会えていない。

連絡をしたら返信は来るものの、“会おう”という言葉は一切出てこず、日常会話をして終わる。

2回のデート中、特に悪いことはしていないし、減点となるようなこともしていないはずだ。果たして、私のどこがいけなかったのだろうか…。


▶NEXT:10月7日 土曜更新予定
可愛い女こそ、要注意。

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